【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR越後線 (柏崎駅～新潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -14.1％( -7.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 119 件(１年前(2023年)に比べて -37.0％( -70件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 28.1年から +8.2 ％増)。平均土地面積は 92.4 坪 (昨年 79.9 坪から +15.7 ％増)。平均建物面積は 74.6 坪 (昨年 58.0 坪から +28.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。巻駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは越後赤塚駅で昨年に比べ +807.0 ％、坪単価は 58.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(越後赤塚駅、荒浜駅)は +508.6 ％(坪単価 +32.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(分水駅、柏崎駅)は -84.6 ％(坪単価 -56.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 28.9 分 → 2024年 25.6 分、-11.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.0 ％ → 2024年 34.9 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.8 ％ → 2024年 2.8 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 11.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.9 ％ → 2024年 33.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった関屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.6万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.1％( -17.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった分水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -92.0％( -66.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR越後線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | 13.8万/坪 (31.2年/143坪) | 60.6万/坪 (29.9年/170坪) | 33.5万/坪 (32.5年/69.6坪) |
| 東柏崎駅 | 14.6万/坪 (36.8年/121坪) | 16.9万/坪 (41.1年/95.5坪) | 72.4万/坪 (30.0年/157坪) |
| 西中通駅 | - | 22.9万/坪 (31.0年/119坪) | - |
| 荒浜駅 | 18.9万/坪 (17.5年/263坪) | - | |
| 刈羽駅 | - | 107万/坪 (32.5年/72.6坪) | 25.4万/坪 (23.5年/333坪) |
| 西山駅 | - | - | 22.9万/坪 (17.5年/182坪) |
| 礼拝駅 | 1.1万/坪 (0年/106坪) | - | 8.3万/坪 (31.5年/575坪) |
| 石地駅 | - | - | - |
| 小木ノ城駅 | - | - | - |
| 出雲崎駅 | - | 52.9万/坪 (31.5年/75.6坪) | 2.8万/坪 (0年/39.3坪) |
| 妙法寺駅 | - | - | - |
| 小島谷駅 | - | - | - |
| 桐原駅 | - | - | - |
| 寺泊駅 | - | 35.6万/坪 (51.0年/44.6坪) | 12.1万/坪 (43.5年/78.7坪) |
| 分水駅 | 5.8万/坪 (40.5年/202坪) | 72.4万/坪 (5.0年/59.0坪) | 10.6万/坪 (0年/75.6坪) |
| 粟生津駅 | - | 4.4万/坪 (0年/109坪) | - |
| 南吉田駅 | - | - | - |
| 吉田駅 | 33.3万/坪 (20.5年/98.3坪) | 40.4万/坪 (28.5年/80.9坪) | 34.3万/坪 (27.0年/56.0坪) |
| 北吉田駅 | - | - | 75.3万/坪 (5.0年/54.5坪) |
| 岩室駅 | 19.3万/坪 (47.9年/51.8坪) | - | 19.4万/坪 (25.5年/178坪) |
| 巻駅 | 32.4万/坪 (36.8年/67.8坪) | 27.9万/坪 (27.7年/69.6坪) | 8.6万/坪 (39.5年/102坪) |
| 越後曽根駅 | 29.0万/坪 (39.3年/95.7坪) | 28.3万/坪 (27.5年/88.2坪) | 24.1万/坪 (30.5年/107坪) |
| 越後赤塚駅 | 58.1万/坪 (7.5年/56.0坪) | 6.4万/坪 (43.5年/175坪) | 8.9万/坪 (37.5年/111坪) |
| 内野西が丘駅 | 32.9万/坪 (46.5年/85.7坪) | 46.0万/坪 (35.0年/101坪) | 12.8万/坪 (33.2年/138坪) |
| 内野駅 | 43.0万/坪 (30.5年/51.9坪) | 18.0万/坪 (45.5年/81.7坪) | 34.9万/坪 (30.9年/73.7坪) |
| 新潟大学前駅 | 49.6万/坪 (31.5年/102坪) | 61.7万/坪 (21.9年/57.5坪) | 110万/坪 (24.9年/57.8坪) |
| 寺尾駅 | 35.9万/坪 (31.2年/68.3坪) | 48.6万/坪 (31.6年/74.0坪) | 26.1万/坪 (41.0年/78.2坪) |
| 小針駅 | 50.4万/坪 (27.4年/51.0坪) | 47.9万/坪 (27.0年/84.8坪) | 52.1万/坪 (22.9年/76.6坪) |
| 青山駅 | 52.1万/坪 (23.5年/48.4坪) | 151万/坪 (21.2年/83.6坪) | 59.9万/坪 (24.1年/68.4坪) |
| 関屋駅 | 84.6万/坪 (13.0年/49.9坪) | 102万/坪 (1.8年/68.4坪) | 90.8万/坪 (18.5年/116坪) |
| 白山駅 | 16.6万/坪 (42.5年/51.4坪) | 59.2万/坪 (15.0年/37.2坪) | 43.7万/坪 (23.9年/110坪) |
| 新潟駅 | 60.8万/坪 (28.7年/97.9坪) | 56.8万/坪 (28.0年/71.4坪) | 59.8万/坪 (24.8年/79.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
越後赤塚駅 58.1 万/坪(昨年同期比 +807.0 ％)
越後赤塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +807.0％( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.5年(昨年 43.5年から -82.7 ％減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 174.7 坪から -68.0 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 49.9 坪から -37.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.5 年 → 2024年 7.5 年、-82.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.0 分 → 2024年 14.5 分、-53.2 ％と大きく減少)
荒浜駅 18.9 万/坪(昨年同期比 +210.2 ％)
荒浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +210.2％( +12.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.5年(昨年 38.5年から -54.5 ％減)。平均建物面積は 127.1 坪 (昨年 229.9 坪から -44.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 38.5 年 → 2024年 17.5 年、-54.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 28.0 分 → 2024年 21.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
分水駅 5.8 万/坪(昨年同期比 -92.0 ％)
分水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -92.0％( -66.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 5.0年から +709.5 ％増)。平均土地面積は 202.2 坪 (昨年 59.0 坪から +242.7 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 34.8 坪から +34.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 5.0 年 → 2024年 40.5 年、+709.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 34.7 分、+131.1 ％と大きく増加)
柏崎駅 13.8 万/坪(昨年同期比 -77.2 ％)
柏崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.8万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -77.2％( -46.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 29.9年から +4.2 ％増)。平均土地面積は 143.4 坪 (昨年 169.7 坪から -15.5 ％減)。平均建物面積は 103.1 坪 (昨年 106.5 坪から -3.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.6 分 → 2024年 13.5 分、-27.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示