【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR成田線 (佐倉駅～松岸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.5万円/坪(22.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +40.4％( +21.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 82 件(１年前(2024年)に比べて -40.1％( -55件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 26.1年から -25.7 ％減)。平均土地面積は 57.1 坪 (昨年 87.3 坪から -34.6 ％減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 39.8 坪から -13.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。成田駅、下総豊里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下総豊里駅で昨年に比べ +47.6 ％、坪単価は 13.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(下総豊里駅)は +47.6 ％(坪単価 +4.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(久住駅)は -99.5 ％(坪単価 -84.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 26.1 年 → 2025年 19.4 年、-25.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 27.7 ％ → 2025年 14.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.6 ％ → 2025年 29.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.5 ％ → 2025年 5.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +25.6％( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -8.3％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -99.5％( -84.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR成田線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 76.5万/坪 (16.1年/55.2坪) | 73.1万/坪 (23.0年/74.3坪) | 60.2万/坪 (24.6年/64.5坪) |
| 酒々井駅 | 67.4万/坪 (21.1年/63.5坪) | 73.4万/坪 (20.8年/107坪) | 66.3万/坪 (21.9年/59.0坪) |
| 成田駅 | 106万/坪 (14.4年/56.4坪) | 84.4万/坪 (19.7年/71.7坪) | 90.5万/坪 (15.9年/59.8坪) |
| 成田空港駅 | - | - | - |
| 久住駅 | 0.4万/坪 (50.3年/99.8坪) | 84.6万/坪 (6.3年/56.0坪) | 64.5万/坪 (7.9年/60.5坪) |
| 滑河駅 | - | 10.4万/坪 (52.3年/176坪) | 14.8万/坪 (23.3年/77.1坪) |
| 下総神崎駅 | - | 25.2万/坪 (17.8年/117坪) | 20.4万/坪 (43.9年/125坪) |
| 大戸駅 | - | - | 10.3万/坪 (36.3年/129坪) |
| 佐原駅 | - | - | 12.0万/坪 (42.5年/112坪) |
| 香取駅 | - | 4.6万/坪 (46.3年/90.8坪) | 18.1万/坪 (20.3年/68.1坪) |
| 水郷駅 | - | 14.0万/坪 (27.8年/76.4坪) | - |
| 小見川駅 | - | 12.5万/坪 (42.2年/141坪) | 14.6万/坪 (37.5年/141坪) |
| 笹川駅 | - | - | - |
| 下総橘駅 | - | - | - |
| 下総豊里駅 | 13.9万/坪 (29.3年/95.3坪) | 9.4万/坪 (37.9年/300坪) | 47.2万/坪 (30.3年/63.5坪) |
| 椎柴駅 | - | 22.0万/坪 (41.3年/33.3坪) | - |
| 松岸駅 | - | 13.6万/坪 (37.0年/73.4坪) | 13.8万/坪 (45.9年/68.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下総豊里駅 13.9 万/坪(昨年同期比 +47.6 ％)
下総豊里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +47.6％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 37.9年から -22.9 ％減)。平均土地面積は 95.3 坪 (昨年 300.5 坪から -68.3 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 60.0 坪から -31.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 37.9 年 → 2025年 29.3 年、-22.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
久住駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -99.5 ％)
久住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -99.5％( -84.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 50.3年(昨年 6.3年から +703.6 ％増)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 56.0 坪から +78.4 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 37.8 坪から -40.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 6.3 年 → 2025年 50.3 年、+703.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 60.0 分、+1100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示