物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年第2四半期
2025年4月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年4月〜6月期の鹿島臨海鉄道線 (水戸駅鹿島サッカースタジアム駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -22.6%( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 65 件(1年前(2024年)に比べて -35.6%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.3年(昨年 27.3年から +3.7 %増)。平均土地面積は 83.1 坪 (昨年 107.5 坪から -22.8 %減)。平均建物面積は 46.4 坪 (昨年 45.5 坪から +2.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。

値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。水戸駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは大洋駅で昨年に比べ -65.2 %、坪単価は 13.3 万円/坪となった。

上位 2 駅(鹿島灘駅水戸駅)は -8.4 %(坪単価 -5.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大洋駅長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅)は -60.5 %(坪単価 -23.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 38.2 分 → 2025年 28.5 分、-25.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.5 % → 2025年 19.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.8 % → 2025年 15.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 51.1 % → 2025年 55.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった水戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -17.6%( -10.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2024年)に比べて -25.5%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北浦湖畔駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -20.7%( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鹿島臨海鉄道線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
鹿島臨海鉄道線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
水戸駅48.0万/坪
(23.3年/85.7坪)
58.2万/坪
(24.0年/106坪)
80.5万/坪
(17.9年/99.4坪)
東水戸駅---
常澄駅-85.0万/坪
(0.25年/124坪)
-
大洗駅21.4万/坪
(34.3年/45.4坪)
44.4万/坪
(34.8年/75.3坪)
44.9万/坪
(28.3年/189坪)
涸沼駅--13.5万/坪
(38.8年/60.5坪)
鹿島旭駅-22.2万/坪
(39.6年/158坪)
23.4万/坪
(21.3年/99.8坪)
徳宿駅-6.6万/坪
(36.3年/195坪)
14.7万/坪
(29.3年/424坪)
新鉾田駅-10.5万/坪
(36.6年/179坪)
35.2万/坪
(29.0年/139坪)
北浦湖畔駅4.5万/坪
(35.9年/72.6坪)
5.6万/坪
(33.3年/63.5坪)
15.8万/坪
(31.6年/51.0坪)
大洋駅13.3万/坪
(30.9年/80.3坪)
38.1万/坪
(29.1年/84.3坪)
25.0万/坪
(20.6年/158坪)
鹿島灘駅34.5万/坪
(38.3年/67.1坪)
34.2万/坪
(22.2年/89.7坪)
39.8万/坪
(20.1年/62.0坪)
鹿島大野駅16.1万/坪
(35.3年/84.1坪)
30.4万/坪
(32.3年/115坪)
27.1万/坪
(29.0年/70.9坪)
長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅17.4万/坪
(36.9年/110坪)
39.4万/坪
(24.8年/82.4坪)
45.6万/坪
(27.6年/78.1坪)
荒野台駅11.7万/坪
(34.8年/54.5坪)
26.0万/坪
(33.3年/144坪)
24.5万/坪
(30.5年/55.1坪)
鹿島サッカースタジアム駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

鹿島灘駅34.5 万/坪(昨年同期比 +0.8 %)

鹿島灘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +0.8%( +0.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -60.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 38.3年(昨年 22.2年から +72.8 %増)。平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 89.7 坪から -25.2 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 22.8 坪から +98.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 22.2 年 → 2025年 38.3 年、+72.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 20.6 分 → 2025年 29.2 分、+42.0 %と大きく増加)

水戸駅48.0 万/坪(昨年同期比 -17.6 %)

水戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -17.6%( -10.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2024年)に比べて -25.5%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.3年(昨年 24.0年から -2.9 %減)。平均土地面積は 85.7 坪 (昨年 106.4 坪から -19.5 %減)。平均建物面積は 48.5 坪 (昨年 60.8 坪から -20.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 52.1 分 → 2025年 35.0 分、-32.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.4 % → 2025年 28.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.6 % → 2025年 31.4 %)

大洋駅13.3 万/坪(昨年同期比 -65.2 %)

大洋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -65.2%( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 30.9年(昨年 29.1年から +6.1 %増)。平均土地面積は 80.3 坪 (昨年 84.3 坪から -4.7 %減)。平均建物面積は 16.1 坪 (昨年 20.7 坪から -22.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2024年 23.6 分 → 2025年 20.2 分、-14.5 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 11.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 62.5 % → 2025年 88.9 %)

長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅17.4 万/坪(昨年同期比 -55.9 %)

長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -55.9%( -22.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.9年(昨年 24.8年から +48.9 %増)。平均土地面積は 109.7 坪 (昨年 82.4 坪から +33.0 %増)。平均建物面積は 134.0 坪 (昨年 18.9 坪から +608.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 24.8 年 → 2025年 36.9 年、+48.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 80.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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