【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR飯田線 (伊那小沢駅～岡谷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -12.0％( -4.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -77.6％( -59件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 35.4年から -9.2 ％減)。平均土地面積は 116.7 坪 (昨年 108.6 坪から +7.4 ％増)。平均建物面積は 61.1 坪 (昨年 52.8 坪から +15.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。切石駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは切石駅で昨年に比べ +33.4 ％、坪単価は 25.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(切石駅)は +33.4 ％(坪単価 +6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(伊那市駅)は -93.7 ％(坪単価 -51.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.6 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 22.4 分 → 2025年 32.8 分、+46.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 38.2 ％ → 2025年 58.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった駄科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +16.1％( +8.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小町屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -86.9％( -22.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR飯田線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 伊那小沢駅 | - | - | - |
| 鶯巣駅 | - | - | - |
| 平岡駅 | - | - | - |
| 為栗駅 | - | - | - |
| 温田駅 | - | - | - |
| 田本駅 | - | - | - |
| 門島駅 | - | - | 10.8万/坪 (28.3年/393坪) |
| 唐笠駅 | - | - | - |
| 千代駅 | - | - | 4.8万/坪 (44.3年/277坪) |
| 天竜峡駅 | - | - | 15.8万/坪 (30.8年/322坪) |
| 川路駅 | - | - | - |
| 時又駅 | - | - | - |
| 駄科駅 | 64.0万/坪 (6.3年/169坪) | 55.1万/坪 (38.3年/43.9坪) | 5.3万/坪 (46.3年/109坪) |
| 毛賀駅 | - | 12.9万/坪 (48.3年/109坪) | - |
| 伊那八幡駅 | 47.3万/坪 (33.6年/116坪) | - | - |
| 下山村駅 | - | 1.7万/坪 (60.3年/163坪) | - |
| 鼎駅 | - | 34.0万/坪 (54.6年/79.7坪) | 17.3万/坪 (47.8年/101坪) |
| 切石駅 | 25.3万/坪 (33.4年/132坪) | 19.0万/坪 (44.9年/104坪) | 18.3万/坪 (39.7年/101坪) |
| 飯田駅 | - | 13.9万/坪 (47.9年/50.4坪) | 16.7万/坪 (40.5年/92.0坪) |
| 桜町駅 | - | 16.5万/坪 (50.3年/57.5坪) | 29.2万/坪 (45.3年/148坪) |
| 伊那上郷駅 | - | 55.4万/坪 (26.3年/56.0坪) | 83.4万/坪 (24.3年/122坪) |
| 元善光寺駅 | - | 4.4万/坪 (49.3年/59.0坪) | 193万/坪 (16.3年/290坪) |
| 下市田駅 | - | 12.9万/坪 (22.3年/121坪) | - |
| 市田駅 | - | 11.6万/坪 (37.3年/84.7坪) | 68.6万/坪 (13.8年/156坪) |
| 下平駅 | - | - | 42.3万/坪 (22.3年/115坪) |
| 山吹駅 | - | - | - |
| 伊那大島駅 | - | - | 18.3万/坪 (23.3年/236坪) |
| 上片桐駅 | - | - | - |
| 伊那田島駅 | - | 32.0万/坪 (28.3年/99.8坪) | - |
| 高遠原駅 | - | - | - |
| 七久保駅 | - | - | 12.2万/坪 (58.3年/69.6坪) |
| 伊那本郷駅 | - | - | - |
| 飯島駅 | - | 51.7万/坪 (9.3年/106坪) | 9.4万/坪 (34.3年/173坪) |
| 田切駅 | - | 5.1万/坪 (32.3年/124坪) | - |
| 伊那福岡駅 | - | 95.5万/坪 (33.8年/268坪) | 51.7万/坪 (42.3年/141坪) |
| 小町屋駅 | 25.3万/坪 (29.9年/75.1坪) | 35.5万/坪 (34.3年/92.3坪) | |
| 駒ケ根駅 | - | 37.6万/坪 (30.9年/154坪) | 28.4万/坪 (29.0年/159坪) |
| 大田切駅 | 58.3万/坪 (26.3年/121坪) | 101万/坪 (-0.75年/90.8坪) | - |
| 宮田駅 | - | - | - |
| 赤木駅 | - | - | - |
| 沢渡駅 | - | - | - |
| 下島駅 | - | 41.1万/坪 (23.3年/126坪) | 14.8万/坪 (38.8年/172坪) |
| 伊那市駅 | 3.5万/坪 (0年/96.8坪) | 54.8万/坪 (28.8年/95.3坪) | 36.4万/坪 (33.7年/152坪) |
| 伊那北駅 | - | 38.9万/坪 (29.3年/96.8坪) | 81.6万/坪 (40.9年/88.9坪) |
| 田畑駅 | - | 20.4万/坪 (50.8年/86.2坪) | 48.3万/坪 (21.3年/147坪) |
| 北殿駅 | - | 63.3万/坪 (32.9年/153坪) | 58.0万/坪 (31.3年/72.2坪) |
| 木ノ下駅 | - | 23.0万/坪 (48.3年/88.7坪) | - |
| 伊那松島駅 | - | 86.4万/坪 (11.8年/124坪) | 28.1万/坪 (32.7年/145坪) |
| 沢駅 | - | 12.9万/坪 (36.3年/121坪) | - |
| 羽場駅 | - | - | - |
| 伊那新町駅 | - | - | - |
| 宮木駅 | - | 15.4万/坪 (36.3年/69.6坪) | 11.6万/坪 (47.3年/103坪) |
| 辰野駅 | - | 17.8万/坪 (53.8年/316坪) | 5.3万/坪 (44.3年/103坪) |
| 川岸駅 | - | - | 15.3万/坪 (48.8年/80.2坪) |
| 岡谷駅 | - | 37.3万/坪 (31.5年/100坪) | 24.1万/坪 (45.0年/129坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
切石駅 25.3 万/坪(昨年同期比 +33.4 ％)
切石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +33.4％( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 44.9年から -25.6 ％減)。平均土地面積は 131.8 坪 (昨年 104.4 坪から +26.3 ％増)。平均建物面積は 58.3 坪 (昨年 36.3 坪から +60.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 44.9 年 → 2025年 33.4 年、-25.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 26.5 分 → 2025年 41.1 分、+55.3 ％と大きく増加)
伊那市駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -93.7 ％)
伊那市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -93.7％( -51.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 95.3 坪から +1.6 ％増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 49.1 坪から +17.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 36.9 分 → 2025年 30.0 分、-18.7 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示