【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の西九州新幹線 (新大村駅~長崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.1万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +10.5%( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 65 件(1年前(2024年)に比べて -59.4%( -95件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 35.3年から -6.4 %減)。平均土地面積は 78.3 坪 (昨年 80.6 坪から -2.9 %減)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 63.0 坪から -9.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。長崎駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長崎駅で昨年に比べ +11.6 %、坪単価は 60.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(長崎駅)は +11.6 %(坪単価 +6.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(諫早駅)は +4.5 %(坪単価 +2.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 49.1 分 → 2025年 40.1 分、-18.3 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.0 % → 2025年 14.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 34.3 % → 2025年 31.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.8 % → 2025年 45.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.7万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +4.5%( +2.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2024年)に比べて -26.5%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.3万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +11.6%( +6.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 40 件(1年前(2024年)に比べて -68.3%( -86件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西九州新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新大村駅 | - | - | 38.1万/坪 (43.3年/77.1坪) |
| 諫早駅 | 62.7万/坪 (25.2年/84.9坪) | 60.0万/坪 (27.0年/96.1坪) | 52.8万/坪 (31.4年/76.3坪) |
| 長崎駅 | 60.3万/坪 (37.7年/74.0坪) | 54.0万/坪 (37.4年/76.5坪) | 42.9万/坪 (37.7年/60.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長崎駅 60.3 万/坪(昨年同期比 +11.6 %)
長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.3万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +11.6%( +6.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 40 件(1年前(2024年)に比べて -68.3%( -86件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.7年(昨年 37.4年から +0.6 %増)。平均土地面積は 74.0 坪 (昨年 76.5 坪から -3.2 %減)。平均建物面積は 55.1 坪 (昨年 65.2 坪から -15.5 %減)。
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 48.1 % → 2025年 53.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.0 % → 2025年 36.7 %)
諫早駅 62.7 万/坪(昨年同期比 +4.5 %)
諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.7万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +4.5%( +2.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2024年)に比べて -26.5%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 27.0年から -6.7 %減)。平均土地面積は 84.9 坪 (昨年 96.1 坪から -11.7 %減)。平均建物面積は 59.8 坪 (昨年 54.9 坪から +8.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 % → 2025年 33.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 35.7 % → 2025年 22.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.1 % → 2025年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示