【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のIRいしかわ鉄道線 (倶利伽羅駅～大聖寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -7.5％( -3.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 214 件(１年前(2023年)に比べて -3.6％( -8件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 27.5年から +3.6 ％増)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 76.6 坪から -5.9 ％減)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 50.5 坪から +5.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。東金沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは明峰駅で昨年に比べ +1078.7 ％、坪単価は 167 万円/坪となった。
上位 2 駅(明峰駅、小舞子駅)は +634.4 ％(坪単価 +89.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(動橋駅、能美根上駅)は -70.2 ％(坪単価 -18.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.7 ％ → 2024年 31.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.7 ％ → 2024年 37.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 17.3 ％ → 2024年 15.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった明峰駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1078.7％( +153.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった動橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -79.3％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| IRいしかわ鉄道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 倶利伽羅駅 | - | - | 11.9万/坪 (36.8年/188坪) |
| 津幡駅 | 46.8万/坪 (22.5年/80.5坪) | 49.1万/坪 (20.4年/54.1坪) | 29.8万/坪 (28.9年/61.5坪) |
| 森本駅 | 34.4万/坪 (36.8年/80.9坪) | 48.1万/坪 (23.1年/68.9坪) | 43.7万/坪 (27.5年/45.4坪) |
| 東金沢駅 | 59.0万/坪 (20.5年/41.2坪) | 32.5万/坪 (39.3年/155坪) | 84.7万/坪 (21.8年/52.2坪) |
| 金沢駅 | 50.3万/坪 (29.4年/56.8坪) | 57.1万/坪 (27.7年/69.3坪) | 48.9万/坪 (33.3年/72.9坪) |
| 西金沢駅 | 54.8万/坪 (19.8年/65.4坪) | 91.6万/坪 (0.5年/35.2坪) | 58.9万/坪 (27.0年/42.7坪) |
| 野々市駅 | 34.3万/坪 (44.1年/124坪) | 59.4万/坪 (25.0年/49.9坪) | 69.0万/坪 (25.3年/52.0坪) |
| 松任駅 | 60.9万/坪 (24.4年/75.0坪) | 67.4万/坪 (21.2年/71.6坪) | 41.6万/坪 (27.7年/71.8坪) |
| 西松任駅 | 99.2万/坪 (-0.25年/37.8坪) | - | - |
| 加賀笠間駅 | 56.7万/坪 (11.3年/108坪) | 24.1万/坪 (41.4年/127坪) | 56.0万/坪 (10.2年/54.6坪) |
| 美川駅 | 30.6万/坪 (29.6年/54.5坪) | 14.1万/坪 (18.8年/79.2坪) | 46.2万/坪 (25.1年/68.8坪) |
| 小舞子駅 | 38.5万/坪 (35.1年/166坪) | 13.3万/坪 (40.8年/71.1坪) | 24.8万/坪 (12.8年/72.6坪) |
| 能美根上駅 | 15.0万/坪 (41.4年/174坪) | 38.6万/坪 (26.6年/66.9坪) | 43.2万/坪 (24.8年/83.9坪) |
| 明峰駅 | 167万/坪 (0.8年/72.6坪) | 14.2万/坪 (39.3年/529坪) | 24.9万/坪 (38.9年/151坪) |
| 小松駅 | 39.1万/坪 (24.1年/75.6坪) | 34.0万/坪 (25.5年/77.9坪) | 41.3万/坪 (19.9年/108坪) |
| 粟津駅 | 16.7万/坪 (37.3年/93.0坪) | 29.0万/坪 (50.1年/83.6坪) | 24.2万/坪 (34.5年/152坪) |
| 動橋駅 | 3.5万/坪 (49.8年/106坪) | 16.7万/坪 (31.1年/169坪) | 6.6万/坪 (39.1年/202坪) |
| 加賀温泉駅 | 16.2万/坪 (35.0年/120坪) | 20.3万/坪 (37.4年/50.8坪) | 8.6万/坪 (40.8年/64.7坪) |
| 大聖寺駅 | 6.4万/坪 (23.8年/200坪) | 13.4万/坪 (54.3年/121坪) | 2.5万/坪 (55.8年/133坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
明峰駅 167.2 万/坪(昨年同期比 +1078.7 ％)
明峰駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1078.7％( +153.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 39.3年から -98.1 ％減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 529.4 坪から -86.3 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 211.8 坪から -87.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 39.3 年 → 2024年 0.8 年、-98.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 49.0 分 → 2024年 30.0 分、-38.8 ％と大きく減少)
小舞子駅 38.5 万/坪(昨年同期比 +190.2 ％)
小舞子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.5万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +190.2％( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 40.8年から -13.9 ％減)。平均土地面積は 165.6 坪 (昨年 71.1 坪から +133.0 ％増)。平均建物面積は 90.0 坪 (昨年 39.3 坪から +128.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 40.8 年 → 2024年 35.1 年、-13.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 12.2 分、+104.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
動橋駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -79.3 ％)
動橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -79.3％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.8年(昨年 31.1年から +60.1 ％増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 169.4 坪から -37.5 ％減)。平均建物面積は 65.5 坪 (昨年 58.7 坪から +11.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 34.8 分 → 2024年 21.3 分、-38.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.1 年 → 2024年 49.8 年、+60.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
能美根上駅 15.0 万/坪(昨年同期比 -61.1 ％)
能美根上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -61.1％( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 26.6年から +55.6 ％増)。平均土地面積は 173.6 坪 (昨年 66.9 坪から +159.3 ％増)。平均建物面積は 104.4 坪 (昨年 35.0 坪から +198.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.6 年 → 2024年 41.4 年、+55.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 45.2 分 → 2024年 61.5 分、+35.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示