【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期ののと鉄道七尾線 (七尾駅~穴水駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -16.3%( -3.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 96 件(1年前(2023年)に比べて +74.5%( +41件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.7年(昨年 40.6年から +2.8 %増)。平均土地面積は 94.4 坪 (昨年 109.7 坪から -14.0 %減)。平均建物面積は 65.2 坪 (昨年 59.0 坪から +10.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。穴水駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは穴水駅で昨年に比べ +31.4 %、坪単価は 10.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(穴水駅)は +31.4 %(坪単価 +2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(和倉温泉駅)は -70.7 %(坪単価 -43.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.0 % → 2024年 30.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 58.9 分 → 2024年 70.9 分、+20.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.4 % → 2024年 58.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 % → 2024年 1.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった能登中島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.1万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -18.8%( -6.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった穴水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +31.4%( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 51 件(1年前(2023年)に比べて +142.9%( +30件/坪)と大幅に増加しています。)。
| のと鉄道七尾線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 七尾駅 | 21.7万/坪 (43.9年/109坪) | 20.3万/坪 (39.0年/109坪) | 10.4万/坪 (42.4年/117坪) |
| 和倉温泉駅 | 18.1万/坪 (43.4年/56.5坪) | 61.9万/坪 (26.3年/180坪) | 26.8万/坪 (32.7年/103坪) |
| 田鶴浜駅 | 14.4万/坪 (23.8年/135坪) | 17.0万/坪 (38.2年/195坪) | 37.4万/坪 (43.5年/197坪) |
| 笠師保駅 | 5.7万/坪 (51.0年/169坪) | - | 97.7万/坪 (0.25年/63.5坪) |
| 能登中島駅 | 29.1万/坪 (48.2年/72.1坪) | 35.8万/坪 (41.5年/78.7坪) | 3.1万/坪 (43.7年/147坪) |
| 西岸駅 | - | - | - |
| 能登鹿島駅 | 2.9万/坪 (38.0年/194坪) | - | - |
| 穴水駅 | 10.9万/坪 (40.2年/84.0坪) | 8.3万/坪 (45.2年/95.4坪) | 8.2万/坪 (43.6年/124坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
穴水駅 10.9 万/坪(昨年同期比 +31.4 %)
穴水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +31.4%( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 51 件(1年前(2023年)に比べて +142.9%( +30件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 45.2年から -11.1 %減)。平均土地面積は 84.0 坪 (昨年 95.4 坪から -12.0 %減)。平均建物面積は 73.4 坪 (昨年 54.6 坪から +34.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 45.2 年 → 2024年 40.2 年、-11.1 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 61.1 % → 2024年 52.6 %)
和倉温泉駅 18.1 万/坪(昨年同期比 -70.7 %)
和倉温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.1万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -70.7%( -43.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.4年(昨年 26.3年から +65.2 %増)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 180.5 坪から -68.7 %減)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 38.3 坪から -11.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 87.7 分 → 2024年 19.3 分、-77.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.3 年 → 2024年 43.4 年、+65.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示