【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の西武拝島線 (小平駅～拝島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +9.9％( +11.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 223 件(１年前(2024年)に比べて -34.8％( -119件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.8年(昨年 17.4年から -49.4 ％減)。平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 43.4 坪から -9.9 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.0 坪から -10.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。武蔵砂川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵砂川駅で昨年に比べ +20.6 ％、坪単価は 123 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵砂川駅、西武立川駅)は +18.4 ％(坪単価 +19.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(玉川上水駅、小平駅)は +0.5 ％(坪単価 +0.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.4 年 → 2025年 8.8 年、-49.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.0 ％ → 2025年 58.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.5 ％ → 2025年 16.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +4.8％( +6.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2024年)に比べて -28.3％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西武立川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +16.2％( +17.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 45 件(１年前(2024年)に比べて -45.1％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武拝島線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小平駅 | 146万/坪 (14.3年/34.5坪) | 139万/坪 (14.3年/37.4坪) | 137万/坪 (15.1年/45.6坪) |
| 萩山駅 | 140万/坪 (15.0年/36.3坪) | 133万/坪 (21.8年/36.4坪) | 160万/坪 (5.1年/32.5坪) |
| 小川駅 | 139万/坪 (12.9年/32.7坪) | 128万/坪 (21.3年/46.7坪) | 129万/坪 (16.6年/36.1坪) |
| 東大和市駅 | 132万/坪 (12.8年/41.3坪) | 122万/坪 (17.7年/46.3坪) | 133万/坪 (12.4年/41.1坪) |
| 玉川上水駅 | 138万/坪 (6.1年/32.2坪) | 144万/坪 (14.9年/54.8坪) | 150万/坪 (11.2年/31.5坪) |
| 武蔵砂川駅 | 123万/坪 (6.7年/43.3坪) | 102万/坪 (20.4年/40.8坪) | 114万/坪 (14.8年/44.0坪) |
| 西武立川駅 | 122万/坪 (6.4年/46.2坪) | 105万/坪 (15.3年/40.6坪) | 110万/坪 (12.0年/47.6坪) |
| 拝島駅 | 122万/坪 (4.6年/33.7坪) | 112万/坪 (18.5年/52.0坪) | 127万/坪 (12.6年/43.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵砂川駅 122.8 万/坪(昨年同期比 +20.6 ％)
武蔵砂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +20.6％( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2024年)に比べて -35.1％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.7年(昨年 20.4年から -67.4 ％減)。平均土地面積は 43.3 坪 (昨年 40.8 坪から +6.1 ％増)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 28.0 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 20.4 年 → 2025年 6.7 年、-67.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.3 分 → 2025年 14.2 分、-22.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 64.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.8 ％ → 2025年 13.5 ％)
西武立川駅 121.6 万/坪(昨年同期比 +16.2 ％)
西武立川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +16.2％( +17.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 45 件(１年前(2024年)に比べて -45.1％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.4年(昨年 15.3年から -58.1 ％減)。平均土地面積は 46.2 坪 (昨年 40.6 坪から +13.7 ％増)。平均建物面積は 29.0 坪 (昨年 29.3 坪から -0.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 15.3 年 → 2025年 6.4 年、-58.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 21.8 分 → 2025年 15.4 分、-29.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.4 ％ → 2025年 24.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 68.2 ％)
玉川上水駅 138.2 万/坪(昨年同期比 -3.9 ％)
玉川上水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -3.9％( -5.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -35.3％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.1年(昨年 14.9年から -59.2 ％減)。平均土地面積は 32.2 坪 (昨年 54.8 坪から -41.3 ％減)。平均建物面積は 25.4 坪 (昨年 45.4 坪から -43.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 14.9 年 → 2025年 6.1 年、-59.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.2 ％ → 2025年 63.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.4 分 → 2025年 15.1 分、+45.9 ％と大きく増加)
小平駅 145.6 万/坪(昨年同期比 +4.8 ％)
小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +4.8％( +6.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2024年)に比べて -28.3％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 14.3年から -0.2 ％減)。平均土地面積は 34.5 坪 (昨年 37.4 坪から -7.7 ％減)。平均建物面積は 28.1 坪 (昨年 30.4 坪から -7.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.5 ％ → 2025年 13.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 ％ → 2025年 5.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 14.0 分 → 2025年 16.1 分、+15.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.6 ％ → 2025年 32.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 31.4 ％ → 2025年 27.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示