【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の西武拝島線 (小平駅~拝島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +13.4%( +15.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 114 件(1年前(2024年)に比べて +28.1%( +25件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.5年(昨年 17.9年から -52.3 %減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 36.3 坪から +8.2 %増)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 29.5 坪から -1.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。東大和市駅、武蔵砂川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵砂川駅で昨年に比べ +41.7 %、坪単価は 130 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵砂川駅、東大和市駅)は +31.1 %(坪単価 +31.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(玉川上水駅、小平駅)は +0.4 %(坪単価 +0.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.9 年 → 2025年 8.5 年、-52.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.4 % → 2025年 59.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 24.4 % → 2025年 18.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +2.0%( +2.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて +31.2%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +2.3%( +2.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武拝島線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小平駅 | 150万/坪 (13.7年/35.1坪) | 147万/坪 (13.9年/40.3坪) | 142万/坪 (13.8年/50.6坪) |
| 萩山駅 | - | 124万/坪 (22.3年/33.3坪) | 172万/坪 (3.0年/30.3坪) |
| 小川駅 | 111万/坪 (25.0年/35.9坪) | 109万/坪 (32.1年/32.7坪) | 129万/坪 (18.8年/38.9坪) |
| 東大和市駅 | 140万/坪 (11.5年/31.1坪) | 116万/坪 (19.9年/34.8坪) | 130万/坪 (14.8年/59.5坪) |
| 玉川上水駅 | 129万/坪 (9.3年/32.8坪) | 131万/坪 (14.3年/32.9坪) | 165万/坪 (8.6年/32.5坪) |
| 武蔵砂川駅 | 130万/坪 (6.2年/36.0坪) | 91.7万/坪 (23.8年/33.0坪) | 85.9万/坪 (21.0年/53.3坪) |
| 西武立川駅 | 127万/坪 (6.0年/57.7坪) | 107万/坪 (14.3年/37.5坪) | 97.1万/坪 (15.9年/62.5坪) |
| 拝島駅 | 119万/坪 (4.6年/34.2坪) | 113万/坪 (16.1年/37.7坪) | 115万/坪 (13.4年/38.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵砂川駅 129.9 万/坪(昨年同期比 +41.7 %)
武蔵砂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +41.7%( +38.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて +42.9%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.2年(昨年 23.8年から -74.1 %減)。平均土地面積は 36.0 坪 (昨年 33.0 坪から +9.2 %増)。平均建物面積は 29.3 坪 (昨年 26.5 坪から +10.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 23.8 年 → 2025年 6.2 年、-74.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.3 分 → 2025年 13.8 分、-28.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 % → 2025年 65.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.1 % → 2025年 10.0 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 % → 2025年 5.0 %)
東大和市駅 139.6 万/坪(昨年同期比 +20.5 %)
東大和市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +20.5%( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -26.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.5年(昨年 19.9年から -42.1 %減)。平均土地面積は 31.1 坪 (昨年 34.8 坪から -10.7 %減)。平均建物面積は 26.8 坪 (昨年 28.3 坪から -5.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 19.9 年 → 2025年 11.5 年、-42.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 % → 2025年 63.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.2 分 → 2025年 15.9 分、+20.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 % → 2025年 27.3 %)
玉川上水駅 129.4 万/坪(昨年同期比 -1.3 %)
玉川上水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -1.3%( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 14.3年から -35.1 %減)。平均土地面積は 32.8 坪 (昨年 32.9 坪から -0.2 %減)。平均建物面積は 26.8 坪 (昨年 39.7 坪から -32.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 14.3 年 → 2025年 9.3 年、-35.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 42.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.0 分 → 2025年 15.7 分、+57.1 %と大きく増加)
小平駅 150.3 万/坪(昨年同期比 +2.0 %)
小平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +2.0%( +2.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて +31.2%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.7年(昨年 13.9年から -1.4 %減)。平均土地面積は 35.1 坪 (昨年 40.3 坪から -12.7 %減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 33.5 坪から -15.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.2 % → 2025年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.1 分 → 2025年 16.9 分、+40.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 38.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 4.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示