【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR赤穂線 (寒河駅～東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.9万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +0.4％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 49 件(１年前(2024年)に比べて +63.3％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 29.0年から -2.9 ％減)。平均土地面積は 86.8 坪 (昨年 70.3 坪から +23.5 ％増)。平均建物面積は 46.2 坪 (昨年 51.2 坪から -9.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。西大寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西大寺駅で昨年に比べ +48.8 ％、坪単価は 56.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(西大寺駅、長船駅)は +29.8 ％(坪単価 +10.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(邑久駅、日生駅)は -66.3 ％(坪単価 -6.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.3 分 → 2025年 24.0 分、-20.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 ％ → 2025年 6.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.5 ％ → 2025年 32.6 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.1 ％ → 2025年 17.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 32.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +48.8％( +18.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -61.1％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR赤穂線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 寒河駅 | - | - | 7.3万/坪 (29.0年/333坪) |
| 日生駅 | 3.0万/坪 (36.0年/24.2坪) | 7.7万/坪 (39.0年/24.2坪) | 66.1万/坪 (32.0年/39.3坪) |
| 伊里駅 | - | 0.8万/坪 (60.0年/231坪) | |
| 備前片上駅 | 3.6万/坪 (44.0年/163坪) | - | 23.6万/坪 (44.0年/118坪) |
| 西片上駅 | 5.0万/坪 (49.0年/59.0坪) | 5.5万/坪 (26.0年/22.7坪) | - |
| 伊部駅 | 23.1万/坪 (25.7年/62.5坪) | - | 35.0万/坪 (33.5年/176坪) |
| 香登駅 | 17.2万/坪 (52.0年/163坪) | - | - |
| 長船駅 | 26.4万/坪 (38.4年/96.0坪) | 23.9万/坪 (50.0年/393坪) | 26.6万/坪 (34.0年/66.6坪) |
| 邑久駅 | 3.4万/坪 (43.5年/57.5坪) | 12.0万/坪 (45.5年/82.7坪) | 28.3万/坪 (36.3年/102坪) |
| 大富駅 | - | - | 55.7万/坪 (0年/60.5坪) |
| 西大寺駅 | 56.4万/坪 (15.1年/144坪) | 37.9万/坪 (29.0年/69.9坪) | 26.0万/坪 (33.0年/145坪) |
| 大多羅駅 | 51.1万/坪 (25.5年/55.5坪) | 61.8万/坪 (29.6年/47.4坪) | 53.8万/坪 (38.5年/184坪) |
| 東岡山駅 | 54.3万/坪 (28.3年/63.8坪) | 74.7万/坪 (12.4年/54.5坪) | 73.5万/坪 (10.3年/49.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西大寺駅 56.4 万/坪(昨年同期比 +48.8 ％)
西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +48.8％( +18.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.1年(昨年 29.0年から -47.9 ％減)。平均土地面積は 144.4 坪 (昨年 69.9 坪から +106.7 ％増)。平均建物面積は 55.0 坪 (昨年 40.1 坪から +37.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 29.0 年 → 2025年 15.1 年、-47.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 32.4 分 → 2025年 27.1 分、-16.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 ％ → 2025年 55.6 ％)
長船駅 26.4 万/坪(昨年同期比 +10.7 ％)
長船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +10.7％( +2.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 50.0年から -23.3 ％減)。平均土地面積は 96.0 坪 (昨年 393.3 坪から -75.6 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 54.5 坪から -30.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 50.0 年 → 2025年 38.4 年、-23.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
邑久駅 3.4 万/坪(昨年同期比 -71.5 ％)
邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -71.5％( -8.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.5年(昨年 45.5年から -4.4 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 82.7 坪から -30.5 ％減)。平均建物面積は 144.4 坪 (昨年 51.4 坪から +180.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 100.0 分 → 2025年 75.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
日生駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -61.1 ％)
日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -61.1％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 39.0年から -7.7 ％減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 24.2 坪から +0.0 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 32.5 坪から -2.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.0 分 → 2025年 7.0 分、-22.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示