【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR赤穂線 (寒河駅～東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.0万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +46.5％( +18.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(１年前(2023年)に比べて +42.4％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 32.1年から -30.3 ％減)。平均土地面積は 67.6 坪 (昨年 81.7 坪から -17.3 ％減)。平均建物面積は 50.1 坪 (昨年 42.5 坪から +17.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。伊部駅、大多羅駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長船駅で昨年に比べ +185.3 ％、坪単価は 93.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(長船駅、東岡山駅)は +142.8 ％(坪単価 +47.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(香登駅、邑久駅)は -38.8 ％(坪単価 -2.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 32.1 年 → 2024年 22.4 年、-30.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 ％ → 2024年 26.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 15.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 32.1 ％ → 2024年 40.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.0 ％ → 2024年 2.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.0万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +185.3％( +60.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった香登駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -79.9％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR赤穂線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 寒河駅 | 26.4万/坪 (37.8年/28.7坪) | - | - |
| 日生駅 | 7.7万/坪 (56.8年/33.3坪) | - | 2.9万/坪 (51.8年/148坪) |
| 伊里駅 | - | - | 1.7万/坪 (41.8年/51.4坪) |
| 備前片上駅 | 6.3万/坪 (50.8年/51.4坪) | - | 11.8万/坪 (41.8年/66.6坪) |
| 西片上駅 | 5.0万/坪 (48.8年/34.8坪) | - | 20.2万/坪 (51.8年/179坪) |
| 伊部駅 | 10.1万/坪 (31.3年/99.8坪) | 7.0万/坪 (47.8年/78.7坪) | 14.0万/坪 (33.4年/78.1坪) |
| 香登駅 | 1.7万/坪 (51.8年/103坪) | 8.2万/坪 (52.8年/57.5坪) | - |
| 長船駅 | 93.0万/坪 (15.3年/57.5坪) | 32.6万/坪 (38.8年/169坪) | - |
| 邑久駅 | 51.9万/坪 (17.8年/73.2坪) | 50.7万/坪 (22.2年/74.1坪) | 41.2万/坪 (33.3年/101坪) |
| 大富駅 | 62.8万/坪 (0.8年/52.9坪) | - | - |
| 西大寺駅 | 51.4万/坪 (24.4年/64.7坪) | 44.2万/坪 (25.9年/86.7坪) | 31.9万/坪 (21.8年/117坪) |
| 大多羅駅 | 60.5万/坪 (19.6年/57.5坪) | 43.0万/坪 (28.9年/58.2坪) | 75.8万/坪 (13.9年/47.5坪) |
| 東岡山駅 | 69.2万/坪 (18.0年/75.4坪) | 34.6万/坪 (40.3年/52.6坪) | 67.8万/坪 (24.0年/52.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長船駅 93.0 万/坪(昨年同期比 +185.3 ％)
長船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.0万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +185.3％( +60.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.3年(昨年 38.8年から -60.6 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 168.6 坪から -65.9 ％減)。平均建物面積は 163.0 坪 (昨年 69.6 坪から +134.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 38.8 年 → 2024年 15.3 年、-60.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 19.2 分 → 2024年 22.5 分、+16.9 ％と増加)
東岡山駅 69.2 万/坪(昨年同期比 +100.4 ％)
東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.2万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +100.4％( +34.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +325.0％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 40.3年から -55.4 ％減)。平均土地面積は 75.4 坪 (昨年 52.6 坪から +43.5 ％増)。平均建物面積は 46.7 坪 (昨年 29.5 坪から +58.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 40.3 年 → 2024年 18.0 年、-55.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 37.5 ％)
香登駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -79.9 ％)
香登駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -79.9％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.8年(昨年 52.8年から -1.9 ％減)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 57.5 坪から +78.9 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.0 坪から +8.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 11.0 分、+37.5 ％と大きく増加)
邑久駅 51.9 万/坪(昨年同期比 +2.4 ％)
邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.9万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2.4％( +1.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.8年(昨年 22.2年から -19.9 ％減)。平均土地面積は 73.2 坪 (昨年 74.1 坪から -1.2 ％減)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 77.1 坪から -57.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 22.2 年 → 2024年 17.8 年、-19.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 34.6 分 → 2024年 58.4 分、+68.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示