【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期のJR肥薩線 (吉松駅~隼人駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -41.0%( -21.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2019年)に比べて +30.8%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 20.3年から +52.8 %増)。平均土地面積は 182.7 坪 (昨年 123.9 坪から +47.4 %増)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 30.1 坪から +42.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。大隅横川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大隅横川駅で昨年に比べ +94.4 %、坪単価は 9.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(大隅横川駅)は +94.4 %(坪単価 +4.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(隼人駅)は -30.6 %(坪単価 -18.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 31.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 20.3 年 → 2020年 31.0 年、+52.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 24.7 分 → 2020年 31.8 分、+28.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 43.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった隼人駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -30.6%( -18.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大隅横川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +94.4%( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR肥薩線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
吉松駅 | 11.6万/坪 (49.3年/269坪) | - | 8.1万/坪 (32.3年/132坪) |
栗野駅 | 35.8万/坪 (30.3年/299坪) | - | 20.7万/坪 (23.6年/121坪) |
大隅横川駅 | 9.2万/坪 (26.3年/136坪) | 4.7万/坪 (23.3年/191坪) | |
植村駅 | - | - | - |
霧島温泉駅 | 6.3万/坪 (40.8年/186坪) | - | - |
嘉例川駅 | - | - | - |
中福良駅 | - | - | - |
表木山駅 | - | 116万/坪 (0年/106坪) | - |
日当山駅 | 32.7万/坪 (33.3年/129坪) | 40.4万/坪 (15.6年/111坪) | 34.5万/坪 (24.3年/96.8坪) |
隼人駅 | 42.6万/坪 (25.0年/197坪) | 61.4万/坪 (23.0年/104坪) | 51.0万/坪 (24.6年/122坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大隅横川駅 9.2 万/坪(昨年同期比 +94.4 %)
大隅横川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +94.4%( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.3年(昨年 23.3年から +12.9 %増)。平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 190.6 坪から -28.6 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 31.8 坪から -14.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 23.3 年 → 2020年 26.3 年、+12.9 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.0 分 → 2020年 60.0 分、+215.8 %と大きく増加)
隼人駅 42.6 万/坪(昨年同期比 -30.6 %)
隼人駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -30.6%( -18.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 23.0年から +8.6 %増)。平均土地面積は 197.5 坪 (昨年 104.1 坪から +89.8 %増)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 29.9 坪から +90.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 28.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 28.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示