【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR伊東線 (熱海駅~伊東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -14.3%( -8.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2022年)に比べて +38.1%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 35.9年から +0.5 %増)。平均土地面積は 97.3 坪 (昨年 105.3 坪から -7.6 %減)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 71.5 坪から -19.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。宇佐美駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは網代駅で昨年に比べ +188.8 %、坪単価は 69.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(網代駅)は +188.8 %(坪単価 +45.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(来宮駅)は -95.5 %(坪単価 -60.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 55.6 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.8 % → 2023年 32.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 19.0 % → 2023年 13.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -0.9%( -1.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった来宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -95.5%( -60.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR伊東線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 115万/坪 (26.0年/102坪) | 116万/坪 (29.9年/97.0坪) | 76.1万/坪 (32.0年/112坪) |
来宮駅 | 2.8万/坪 (68.0年/22.7坪) | 62.8万/坪 (0年/363坪) | 25.7万/坪 (35.0年/230坪) |
伊豆多賀駅 | 75.6万/坪 (48.0年/60.5坪) | - | 52.1万/坪 (17.7年/75.1坪) |
網代駅 | 69.3万/坪 (23.5年/40.8坪) | 24.0万/坪 (36.4年/53.4坪) | 48.8万/坪 (27.0年/140坪) |
宇佐美駅 | 30.2万/坪 (36.0年/117坪) | 22.4万/坪 (37.0年/175坪) | 39.1万/坪 (28.0年/146坪) |
伊東駅 | 17.6万/坪 (43.2年/89.5坪) | 22.0万/坪 (40.6年/68.9坪) | 99.8万/坪 (23.4年/65.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
網代駅 69.3 万/坪(昨年同期比 +188.8 %)
網代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.3万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +188.8%( +45.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 36.4年から -35.3 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 53.4 坪から -23.6 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 34.3 坪から -5.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 36.4 年 → 2023年 23.5 年、-35.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.0 分 → 2023年 11.0 分、-31.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
来宮駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -95.5 %)
来宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -95.5%( -60.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 363.0 坪から -93.8 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 90.8 坪から -76.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 5.0 分 → 2023年 4.0 分、-20.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示