【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR伊東線 (熱海駅~伊東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +76.0%( +24.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2021年)に比べて -16.1%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.6年(昨年 42.8年から -16.9 %減)。平均土地面積は 125.6 坪 (昨年 94.9 坪から +32.4 %増)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 54.2 坪から +4.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。熱海駅、来宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宇佐美駅で昨年に比べ +260.2 %、坪単価は 39.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(宇佐美駅)は +260.2 %(坪単価 +28.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(熱海駅)は +21.3 %(坪単価 +10.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 42.8 年 → 2022年 35.6 年、-16.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 64.3 % → 2022年 38.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 23.2 分 → 2022年 27.7 分、+19.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 38.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった網代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.4万円/坪(23.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +209.3%( +53.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇佐美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +260.2%( +28.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR伊東線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 58.7万/坪 (34.9年/129坪) | 48.4万/坪 (44.5年/100坪) | 36.4万/坪 (34.4年/74.1坪) |
来宮駅 | 62.3万/坪 (29.0年/138坪) | 40.3万/坪 (49.5年/188坪) | 36.0万/坪 (38.9年/133坪) |
伊豆多賀駅 | - | 14.1万/坪 (33.5年/49.9坪) | 11.6万/坪 (0年/48.4坪) |
網代駅 | 78.4万/坪 (25.0年/119坪) | 25.3万/坪 (36.5年/40.8坪) | 23.5万/坪 (31.3年/79.3坪) |
宇佐美駅 | 39.0万/坪 (31.9年/114坪) | 10.8万/坪 (48.9年/186坪) | 71.3万/坪 (32.0年/176坪) |
伊東駅 | 56.3万/坪 (43.5年/128坪) | 25.4万/坪 (40.2年/36.0坪) | 21.1万/坪 (40.9年/145坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宇佐美駅 39.0 万/坪(昨年同期比 +260.2 %)
宇佐美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +260.2%( +28.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.9年(昨年 48.9年から -34.7 %減)。平均土地面積は 114.3 坪 (昨年 186.4 坪から -38.7 %減)。平均建物面積は 44.8 坪 (昨年 35.9 坪から +24.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 48.9 年 → 2022年 31.9 年、-34.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.0 分 → 2022年 27.0 分、+80.0 %と大きく増加)
熱海駅 58.7 万/坪(昨年同期比 +21.3 %)
熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.7万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +21.3%( +10.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 44.5年から -21.6 %減)。平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 100.2 坪から +28.3 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 80.2 坪から -45.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 44.5 年 → 2022年 34.9 年、-21.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 31.9 分 → 2022年 40.0 分、+25.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示