【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の遠州鉄道 (新浜松駅～西鹿島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.2万円/坪(22.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.2％( -16.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて +58.8％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 5.9年から +56.9 ％増)。平均土地面積は 70.8 坪 (昨年 68.6 坪から +3.2 ％増)。平均建物面積は 42.3 坪 (昨年 44.6 坪から -5.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。遠州芝本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは遠州芝本駅で昨年に比べ +50.3 ％、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 1 駅(遠州芝本駅)は +50.3 ％(坪単価 +34.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西鹿島駅)は -52.6 ％(坪単価 -53.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 ％ → 2022年 64.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 ％ → 2022年 7.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.9 年 → 2022年 9.3 年、+56.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.7 分 → 2022年 15.8 分、+34.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 24.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 4.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった遠州芝本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +50.3％( +34.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西鹿島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -52.6％( -53.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 遠州鉄道 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新浜松駅 | - | - | - |
| 第一通り駅 | - | - | - |
| 遠州病院駅 | 90.2万/坪 (11.3年/59.0坪) | - | 1.9万/坪 (35.3年/72.6坪) |
| 八幡駅 | - | - | - |
| 助信駅 | - | - | - |
| 曳馬駅 | - | - | - |
| 上島駅 | - | - | - |
| 自動車学校前駅 | - | - | - |
| さぎの宮駅 | - | - | - |
| 積志駅 | - | - | - |
| 遠州西ケ崎駅 | 57.3万/坪 (20.9年/64.5坪) | - | 83.4万/坪 (0.25年/63.5坪) |
| 遠州小松駅 | 87.5万/坪 (6.0年/70.5坪) | - | 72.4万/坪 (22.3年/65.5坪) |
| 浜北駅 | 75.1万/坪 (11.3年/33.3坪) | 104万/坪 (2.3年/52.9坪) | 80.7万/坪 (22.3年/66.2坪) |
| 美薗中央公園駅 | 60.2万/坪 (0.25年/63.5坪) | 67.9万/坪 (9.3年/93.8坪) | 105万/坪 (1.3年/75.6坪) |
| 遠州小林駅 | 63.8万/坪 (7.6年/64.5坪) | 53.4万/坪 (11.3年/64.3坪) | 53.9万/坪 (18.9年/119坪) |
| 遠州芝本駅 | 104万/坪 (1.5年/60.5坪) | 68.9万/坪 (15.3年/65.0坪) | 89.3万/坪 (5.8年/67.6坪) |
| 遠州岩水寺駅 | - | 142万/坪 (1.6年/66.6坪) | 21.3万/坪 (22.3年/239坪) |
| 西鹿島駅 | 48.0万/坪 (16.0年/116坪) | 101万/坪 (0.25年/61.3坪) | 53.5万/坪 (15.3年/59.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
遠州芝本駅 103.5 万/坪(昨年同期比 +50.3 ％)
遠州芝本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +50.3％( +34.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 1.5年(昨年 15.3年から -90.2 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 65.0 坪から -7.0 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 36.3 坪から -12.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 15.3 年 → 2022年 1.5 年、-90.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.0 分 → 2022年 7.2 分、-69.8 ％と大きく減少)
西鹿島駅 48.0 万/坪(昨年同期比 -52.6 ％)
西鹿島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -52.6％( -53.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 0.3年から +6252.7 ％増)。平均土地面積は 116.1 坪 (昨年 61.3 坪から +89.5 ％増)。平均建物面積は 79.4 坪 (昨年 33.3 坪から +138.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.3 年 → 2022年 16.0 年、+6252.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 12.5 分、+150.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示