【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR五能線 (大間越駅~川部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.9万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +18.2%( +5.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +77.8%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 28.1年から -10.7 %減)。平均土地面積は 110.3 坪 (昨年 87.6 坪から +25.8 %増)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 64.8 坪から -32.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(陸奥鶴田駅)は +262.2 %(坪単価 +22.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(板柳駅)は -75.8 %(坪単価 -40.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.1 年 → 2021年 25.1 年、-10.7 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 32.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 43.8 % → 2021年 32.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 19.4 分 → 2021年 22.9 分、+18.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 29.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五所川原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.3%( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて +112.5%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった板柳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -75.8%( -40.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
JR五能線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大間越駅 | 6.6万/坪 (34.5年/166坪) | - | - |
白神岳登山口駅 | - | - | - |
十二湖駅 | - | - | - |
陸奥岩崎駅 | - | - | - |
艫作駅 | - | - | - |
深浦駅 | - | 1.0万/坪 (27.5年/66.6坪) | 5.7万/坪 (35.5年/52.9坪) |
広戸駅 | - | - | - |
追良瀬駅 | - | - | - |
驫木駅 | - | - | - |
風合瀬駅 | - | - | - |
大戸瀬駅 | - | - | - |
千畳敷駅 | - | - | - |
北金ケ沢駅 | - | - | - |
陸奥柳田駅 | - | - | - |
陸奥赤石駅 | - | - | - |
鰺ケ沢駅 | - | 1.3万/坪 (39.5年/127坪) | |
鳴沢駅 | 1.4万/坪 (56.5年/236坪) | - | - |
越水駅 | - | - | - |
陸奥森田駅 | - | - | |
中田駅 | - | - | 9.3万/坪 (50.5年/393坪) |
木造駅 | 28.5万/坪 (28.2年/156坪) | - | 23.6万/坪 (37.0年/34.8坪) |
五所川原駅 | 45.1万/坪 (16.8年/72.6坪) | 44.5万/坪 (20.7年/66.4坪) | 34.5万/坪 (24.6年/104坪) |
陸奥鶴田駅 | 30.7万/坪 (34.9年/158坪) | 8.5万/坪 (44.8年/166坪) | 62.2万/坪 (0.5年/75.6坪) |
鶴泊駅 | - | 3.3万/坪 (35.5年/72.6坪) | - |
板柳駅 | 13.1万/坪 (50.5年/203坪) | 53.9万/坪 (20.5年/72.6坪) | 23.0万/坪 (29.5年/110坪) |
林崎駅 | - | - | - |
藤崎駅 | 54.0万/坪 (29.9年/112坪) | - | - |
川部駅 | 12.6万/坪 (27.5年/96.8坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
陸奥鶴田駅 30.7 万/坪(昨年同期比 +262.2 %)
陸奥鶴田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +262.2%( +22.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 44.8年から -22.2 %減)。平均土地面積は 158.3 坪 (昨年 166.4 坪から -4.8 %減)。平均建物面積は 61.5 坪 (昨年 161.1 坪から -61.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 44.8 年 → 2021年 34.9 年、-22.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.0 分 → 2021年 18.0 分、+20.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 66.7 %)
板柳駅 13.1 万/坪(昨年同期比 -75.8 %)
板柳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -75.8%( -40.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 50.5年(昨年 20.5年から +146.3 %増)。平均土地面積は 202.7 坪 (昨年 72.6 坪から +179.2 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 29.5 坪から +38.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.5 年 → 2021年 50.5 年、+146.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.5 分 → 2021年 36.5 分、+135.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示