【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の肥薩おれんじ鉄道線 (八代駅～袋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.5万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +25.9％( +6.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.7年(昨年 36.6年から -7.8 ％減)。平均土地面積は 118.7 坪 (昨年 109.2 坪から +8.7 ％増)。平均建物面積は 50.8 坪 (昨年 76.4 坪から -33.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。八代駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八代駅で昨年に比べ +16.9 ％、坪単価は 34.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(八代駅)は +16.9 ％(坪単価 +5.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(水俣駅)は +3.7 ％(坪単価 +1.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.9 ％ → 2023年 13.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 52.9 ％ → 2023年 46.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 21.4 分 → 2023年 30.9 分、+44.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 29.4 ％ → 2023年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.6万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +16.9％( +5.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2022年)に比べて +38.5％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった水俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.8万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +3.7％( +1.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 肥薩おれんじ鉄道線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八代駅 | 34.6万/坪 (34.9年/136坪) | 29.6万/坪 (36.2年/126坪) | 41.1万/坪 (29.1年/110坪) |
| 肥後高田駅 | - | 89.5万/坪 (1.0年/139坪) | |
| 日奈久温泉駅 | - | 8.5万/坪 (52.5年/39.3坪) | 1.7万/坪 (66.0年/44.9坪) |
| 肥後二見駅 | 5.5万/坪 (31.0年/287坪) | - | - |
| 上田浦駅 | - | - | - |
| たのうら御立岬公園駅 | - | - | - |
| 肥後田浦駅 | - | - | - |
| 海浦駅 | - | - | - |
| 佐敷駅 | - | 8.5万/坪 (51.0年/281坪) | - |
| 湯浦駅 | - | - | 29.4万/坪 (34.0年/142坪) |
| 津奈木駅 | - | - | - |
| 新水俣駅 | - | - | 22.7万/坪 (0年/115坪) |
| 水俣駅 | 31.8万/坪 (31.3年/58.5坪) | 30.6万/坪 (30.9年/77.5坪) | 8.5万/坪 (0年/109坪) |
| 袋駅 | - | - | 12.4万/坪 (0年/203坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八代駅 34.6 万/坪(昨年同期比 +16.9 ％)
八代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.6万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +16.9％( +5.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2022年)に比べて +38.5％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 36.2年から -3.5 ％減)。平均土地面積は 135.7 坪 (昨年 126.1 坪から +7.6 ％増)。平均建物面積は 55.8 坪 (昨年 63.0 坪から -11.5 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.3 分 → 2023年 33.2 分、+42.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 30.0 ％)
水俣駅 31.8 万/坪(昨年同期比 +3.7 ％)
水俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.8万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +3.7％( +1.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 30.9年から +1.3 ％増)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 77.5 坪から -24.6 ％減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 42.2 坪から -20.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 42.9 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 22.0 分 → 2023年 24.3 分、+10.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示