物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2020年第1四半期
2020年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期の沖縄ゆいレール (那覇空港駅てだこ浦西駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +9.1%( +10.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて +5.6%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 21.2年(昨年 33.8年から -37.4 %減)。平均土地面積は 65.1 坪 (昨年 109.2 坪から -40.4 %減)。平均建物面積は 61.1 坪 (昨年 120.4 坪から -49.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。壺川駅牧志駅おもろまち駅首里駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは美栄橋駅で昨年に比べ +105.8 %、坪単価は 158 万円/坪となった。

上位 2 駅(美栄橋駅首里駅)は +94.0 %(坪単価 +72.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(古島駅儀保駅)は -57.8 %(坪単価 -248.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 33.8 年 → 2020年 21.2 年、-37.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 47.1 % → 2020年 27.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.6 % → 2020年 10.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.2 分 → 2020年 14.9 分、+32.7 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.6 % → 2020年 5.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となったおもろまち駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(59.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +62.5%( +75.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった儀保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.5万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -33.3%( -36.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

沖縄ゆいレール(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
沖縄ゆいレール現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
那覇空港駅---
赤嶺駅-61.9万/坪
(48.0年/49.9坪)
140万/坪
(28.0年/51.4坪)
小禄駅---
奥武山公園駅-102万/坪
(50.0年/48.4坪)
-
壺川駅78.4万/坪
(39.0年/63.5坪)
62.0万/坪
(22.0年/363坪)
-
旭橋駅--617万/坪
(25.0年/78.7坪)
県庁前駅153万/坪
(50.0年/49.9坪)
139万/坪
(13.0年/33.3坪)
117万/坪
(41.4年/52.7坪)
美栄橋駅158万/坪
(32.4年/58.0坪)
77.0万/坪
(23.5年/53.7坪)
129万/坪
(38.0年/62.0坪)
牧志駅80.8万/坪
(43.0年/21.2坪)
48.2万/坪
(26.0年/36.3坪)
29.2万/坪
(0年/31.8坪)
安里駅105万/坪
(29.5年/52.9坪)
92.7万/坪
(36.6年/59.6坪)
258万/坪
(33.8年/72.6坪)
おもろまち駅195万/坪
(6.0年/84.7坪)
120万/坪
(15.0年/42.4坪)
86.1万/坪
(17.0年/83.2坪)
古島駅99.7万/坪
(0年/272坪)
561万/坪
(45.0年/363坪)
165万/坪
(6.0年/42.4坪)
市立病院前駅129万/坪
(10.5年/37.8坪)
-118万/坪
(7.0年/96.8坪)
儀保駅73.5万/坪
(20.0年/127坪)
110万/坪
(40.0年/42.4坪)
-
首里駅140万/坪
(0.5年/39.7坪)
76.9万/坪
(43.0年/194坪)
94.1万/坪
(2.0年/514坪)
石嶺駅---
経塚駅---
浦添前田駅89.7万/坪
(44.0年/69.6坪)
--
てだこ浦西駅164万/坪
(0年/34.8坪)
--

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

美栄橋駅158.4 万/坪(昨年同期比 +105.8 %)

美栄橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +105.8%( +81.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.4年(昨年 23.5年から +37.6 %増)。平均土地面積は 58.0 坪 (昨年 53.7 坪から +8.0 %増)。平均建物面積は 112.9 坪 (昨年 186.0 坪から -39.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 23.5 年 → 2020年 32.4 年、+37.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.5 分 → 2020年 8.7 分、+33.3 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)

首里駅140.0 万/坪(昨年同期比 +82.1 %)

首里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +82.1%( +63.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.5年(昨年 43.0年から -98.8 %減)。平均土地面積は 39.7 坪 (昨年 194.1 坪から -79.5 %減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 146.0 坪から -79.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 43.0 年 → 2020年 0.5 年、-98.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.0 分 → 2020年 24.0 分、+60.0 %と大きく増加)

古島駅99.7 万/坪(昨年同期比 -82.2 %)

古島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.7万円/坪(30.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -82.2%( -460.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 0.0年(昨年 45.0年から -100.0 %減)。平均土地面積は 272.3 坪 (昨年 363.0 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 190.6 坪 (昨年 69.6 坪から +173.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 45.0 年 → 2020年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.0 分 → 2020年 20.0 分、+185.7 %と大きく増加)

儀保駅73.5 万/坪(昨年同期比 -33.3 %)

儀保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.5万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -33.3%( -36.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 20.0年(昨年 40.0年から -50.0 %減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 42.4 坪から +200.0 %増)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 27.2 坪から +200.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 40.0 年 → 2020年 20.0 年、-50.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.0 分 → 2020年 30.0 分、+233.3 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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