【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の東武佐野線 (田島駅~葛生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +11.4%( +4.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -69.4%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 25.3年から -12.8 %減)。平均土地面積は 93.9 坪 (昨年 106.2 坪から -11.6 %減)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 68.9 坪から -33.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。佐野市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは田沼駅で昨年に比べ +357.8 %、坪単価は 69.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(田沼駅)は +357.8 %(坪単価 +54.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(堀米駅)は -44.7 %(坪単価 -30.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 25.3 年 → 2024年 22.1 年、-12.8 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.8 % → 2024年 40.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.0 % → 2024年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.0 % → 2024年 40.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった佐野市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +77.1%( +37.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -44.3%( -20.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
東武佐野線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
田島駅 | - | - | - |
佐野市駅 | 86.2万/坪 (0.25年/66.6坪) | 48.7万/坪 (16.0年/73.7坪) | 38.7万/坪 (28.9年/110坪) |
佐野駅 | 25.3万/坪 (38.0年/141坪) | 45.5万/坪 (20.7年/75.6坪) | 38.2万/坪 (24.6年/54.8坪) |
堀米駅 | 38.1万/坪 (22.3年/70.6坪) | 69.0万/坪 (8.8年/57.5坪) | 38.4万/坪 (30.3年/92.0坪) |
吉水駅 | 59.8万/坪 (1.3年/53.7坪) | 29.7万/坪 (45.3年/272坪) | 58.9万/坪 (4.1年/70.1坪) |
田沼駅 | 69.1万/坪 (0.25年/81.7坪) | 15.1万/坪 (40.9年/141坪) | 26.0万/坪 (40.3年/206坪) |
多田駅 | - | - | - |
葛生駅 | - | 20.2万/坪 (40.3年/75.6坪) | 16.3万/坪 (63.8年/254坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田沼駅 69.1 万/坪(昨年同期比 +357.8 %)
田沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.1万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +357.8%( +54.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 40.9年から -99.4 %減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 141.3 坪から -42.2 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 204.7 坪から -83.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 40.9 年 → 2024年 0.3 年、-99.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 42.4 分 → 2024年 11.0 分、-74.1 %と大きく減少)
堀米駅 38.1 万/坪(昨年同期比 -44.7 %)
堀米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -44.7%( -30.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.3年(昨年 8.8年から +154.3 %増)。平均土地面積は 70.6 坪 (昨年 57.5 坪から +22.8 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 27.7 坪から +47.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 8.8 年 → 2024年 22.3 年、+154.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 16.0 分、+77.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示