【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR上野東京ライン (赤羽駅~品川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -27.6%( -79.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 34.9年から -49.4 %減)。平均土地面積は 47.7 坪 (昨年 33.0 坪から +44.6 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 82.9 坪から -57.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。日暮里駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは日暮里駅で昨年に比べ +47.9 %、坪単価は 282 万円/坪となった。
上位 1 駅(日暮里駅)は +47.9 %(坪単価 +91.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(尾久駅)は -46.9 %(坪単価 -156.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.9 年 → 2024年 17.7 年、-49.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 35.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 % → 2024年 21.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.5 分 → 2024年 8.9 分、+19.1 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 % → 2024年 20.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 282万円/坪(85.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +47.9%( +91.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尾久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 177万円/坪(53.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -46.9%( -156.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR上野東京ライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
赤羽駅 | 186万/坪 (19.8年/27.2坪) | 219万/坪 (28.0年/16.1坪) | 136万/坪 (38.4年/17.2坪) |
尾久駅 | 177万/坪 (7.0年/24.2坪) | 334万/坪 (39.0年/60.5坪) | - |
日暮里駅 | 282万/坪 (11.0年/28.4坪) | 191万/坪 (33.5年/22.7坪) | 190万/坪 (43.0年/61.5坪) |
上野駅 | - | - | - |
東京駅 | - | - | 125万/坪 (75.1年/12.1坪) |
新橋駅 | - | 364万/坪 (37.7年/38.3坪) | 789万/坪 (12.5年/28.0坪) |
品川駅 | - | - | 436万/坪 (28.5年/52.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日暮里駅 281.8 万/坪(昨年同期比 +47.9 %)
日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 282万円/坪(85.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +47.9%( +91.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 33.5年から -67.2 %減)。平均土地面積は 28.4 坪 (昨年 22.7 坪から +25.0 %増)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 31.0 坪から +5.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.5 年 → 2024年 11.0 年、-67.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.0 分 → 2024年 5.0 分、-28.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 75.0 %)
尾久駅 177.5 万/坪(昨年同期比 -46.9 %)
尾久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 177万円/坪(53.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -46.9%( -156.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 39.0年から -82.0 %減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 60.5 坪から -60.0 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 62.0 坪から -53.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 39.0 年 → 2024年 7.0 年、-82.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.0 分 → 2024年 10.0 分、+11.1 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示