【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の京王新線 (初台駅～笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 312万円/坪(94.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +5.2％( +15.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて +35.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 30.9年から -8.5 ％減)。平均土地面積は 48.0 坪 (昨年 33.2 坪から +44.7 ％増)。平均建物面積は 48.3 坪 (昨年 42.0 坪から +15.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。幡ケ谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは幡ケ谷駅で昨年に比べ +26.0 ％、坪単価は 312 万円/坪となった。
上位 1 駅(幡ケ谷駅)は +26.0 ％(坪単価 +64.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(初台駅)は -2.7 ％(坪単価 -7.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.4 ％ → 2024年 26.3 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 5.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.4 ％ → 2024年 38.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 335万円/坪(101万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -0.5％( -1.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 257万円/坪(77.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -2.7％( -7.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京王新線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 初台駅 | 257万/坪 (33.0年/121坪) | 264万/坪 (47.4年/26.2坪) | 283万/坪 (13.0年/20.0坪) |
| 幡ケ谷駅 | 312万/坪 (21.4年/25.9坪) | 248万/坪 (41.0年/30.3坪) | 278万/坪 (20.1年/40.2坪) |
| 笹塚駅 | 335万/坪 (32.5年/31.5坪) | 337万/坪 (19.3年/36.9坪) | 282万/坪 (24.8年/32.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
幡ケ谷駅 312.2 万/坪(昨年同期比 +26.0 ％)
幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 312万円/坪(94.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +26.0％( +64.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 41.0年から -47.7 ％減)。平均土地面積は 25.9 坪 (昨年 30.3 坪から -14.4 ％減)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 33.8 坪から +79.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 41.0 年 → 2024年 21.4 年、-47.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.3 分 → 2024年 7.0 分、-16.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 28.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 25.0 ％)
初台駅 256.9 万/坪(昨年同期比 -2.7 ％)
初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 257万円/坪(77.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -2.7％( -7.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 47.4年から -30.3 ％減)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 26.2 坪から +361.5 ％増)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 25.7 坪から +86.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 47.4 年 → 2024年 33.0 年、-30.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.0 分 → 2024年 7.8 分、-13.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示