【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 292万円/坪(88.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -7.5%( -23.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて -46.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 17.2年から +57.5 %増)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 56.7 坪から -52.0 %減)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 99.8 坪から -43.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。幡ケ谷駅、笹塚駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは初台駅で昨年に比べ -18.9 %、坪単価は 287 万円/坪となった。
上位 1 駅(幡ケ谷駅)は -9.1 %(坪単価 -30.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(初台駅)は -18.9 %(坪単価 -67.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 41.7 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.2 年 → 2023年 27.1 年、+57.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 46.2 % → 2023年 28.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 307万円/坪(92.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -9.1%( -30.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 264万円/坪(80.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -9.4%( -27.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
京王新線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
初台駅 | 287万/坪 (26.8年/19.7坪) | 354万/坪 (19.8年/27.2坪) | 379万/坪 (22.1年/27.9坪) |
幡ケ谷駅 | 307万/坪 (30.4年/36.8坪) | 338万/坪 (21.4年/80.2坪) | 297万/坪 (40.8年/22.2坪) |
笹塚駅 | 264万/坪 (17.8年/21.2坪) | 292万/坪 (13.3年/38.1坪) | 269万/坪 (27.5年/38.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
幡ケ谷駅 307.0 万/坪(昨年同期比 -9.1 %)
幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 307万円/坪(92.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -9.1%( -30.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 21.4年から +42.5 %増)。平均土地面積は 36.8 坪 (昨年 80.2 坪から -54.1 %減)。平均建物面積は 76.6 坪 (昨年 167.6 坪から -54.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 21.4 年 → 2023年 30.4 年、+42.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 33.3 %)
初台駅 287.2 万/坪(昨年同期比 -18.9 %)
初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 287万円/坪(86.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -18.9%( -67.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 19.8年から +35.4 %増)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 27.2 坪から -27.8 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 42.4 坪から +3.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 5.3 分、-40.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.8 年 → 2023年 26.8 年、+35.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示