【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 292万円/坪(88.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +54.7%( +103.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.7年(昨年 20.8年から -48.7 %減)。平均土地面積は 36.2 坪 (昨年 32.1 坪から +12.6 %増)。平均建物面積は 54.6 坪 (昨年 101.3 坪から -46.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。幡ケ谷駅、笹塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは幡ケ谷駅で昨年に比べ +73.4 %、坪単価は 340 万円/坪となった。
上位 1 駅(幡ケ谷駅)は +73.4 %(坪単価 +143.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(笹塚駅)は +40.6 %(坪単価 +73.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.8 年 → 2021年 10.7 年、-48.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 33.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 13.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.8 分 → 2021年 7.6 分、+13.0 %と増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 340万円/坪(103万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +73.4%( +143.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 256万円/坪(77.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +40.6%( +73.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
京王新線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
初台駅 | 320万/坪 (4.3年/40.8坪) | - | 421万/坪 (0.8年/61.5坪) |
幡ケ谷駅 | 340万/坪 (3.1年/33.6坪) | 196万/坪 (18.8年/16.6坪) | 175万/坪 (42.5年/35.3坪) |
笹塚駅 | 256万/坪 (17.0年/36.6坪) | 182万/坪 (22.8年/47.6坪) | 258万/坪 (28.8年/91.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
幡ケ谷駅 339.7 万/坪(昨年同期比 +73.4 %)
幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 340万円/坪(103万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +73.4%( +143.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 3.1年(昨年 18.8年から -83.7 %減)。平均土地面積は 33.6 坪 (昨年 16.6 坪から +101.8 %増)。平均建物面積は 65.0 坪 (昨年 19.7 坪から +230.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 18.8 年 → 2021年 3.1 年、-83.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.5 分 → 2021年 6.8 分、-20.0 %と大きく減少)
笹塚駅 255.7 万/坪(昨年同期比 +40.6 %)
笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 256万円/坪(77.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +40.6%( +73.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 22.8年から -25.3 %減)。平均土地面積は 36.6 坪 (昨年 47.6 坪から -23.1 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 183.0 坪から -75.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.8 年 → 2021年 17.0 年、-25.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 12.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 8.6 分、+71.1 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 37.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示