【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の東京りんかい線 (新木場駅~大崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 309万円/坪(93.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +11.0%( +30.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて -67.4%( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 23.2年から -38.0 %減)。平均土地面積は 23.7 坪 (昨年 34.0 坪から -30.3 %減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 47.4 坪から -24.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。大崎駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大崎駅で昨年に比べ +19.9 %、坪単価は 333 万円/坪となった。
上位 1 駅(大崎駅)は +19.9 %(坪単価 +55.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大井町駅)は +9.2 %(坪単価 +25.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.2 年 → 2024年 14.4 年、-38.0 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.8 % → 2024年 23.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 24.4 % → 2024年 7.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 11.6 分、+28.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.6 % → 2024年 7.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 333万円/坪(101万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +19.9%( +55.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -76.5%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大井町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 299万円/坪(90.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +9.2%( +25.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -64.0%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京りんかい線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新木場駅 | - | 411万/坪 (42.5年/99.8坪) | 183万/坪 (35.2年/234坪) |
東雲駅 | - | - | 101万/坪 (42.0年/119坪) |
東京テレポート駅 | - | - | - |
天王洲アイル駅 | - | - | - |
品川シーサイド駅 | - | - | - |
大井町駅 | 299万/坪 (15.8年/23.5坪) | 273万/坪 (22.4年/36.1坪) | 332万/坪 (17.0年/29.3坪) |
大崎駅 | 333万/坪 (11.1年/24.2坪) | 277万/坪 (23.2年/27.2坪) | 306万/坪 (29.6年/36.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大崎駅 332.7 万/坪(昨年同期比 +19.9 %)
大崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 333万円/坪(101万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +19.9%( +55.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -76.5%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.1年(昨年 23.2年から -52.2 %減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 27.2 坪から -11.1 %減)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 34.3 坪から +9.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.2 年 → 2024年 11.1 年、-52.2 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.1 分 → 2024年 10.2 分、+12.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 % → 2024年 25.0 %)
大井町駅 298.6 万/坪(昨年同期比 +9.2 %)
大井町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 299万円/坪(90.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +9.2%( +25.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -64.0%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 22.4年から -29.2 %減)。平均土地面積は 23.5 坪 (昨年 36.1 坪から -34.8 %減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 56.6 坪から -38.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.4 年 → 2024年 15.8 年、-29.2 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 22.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.2 % → 2024年 11.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.2 分 → 2024年 11.0 分、+34.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 24.0 % → 2024年 11.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.8 % → 2024年 11.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示