【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR大船渡線 (一ノ関駅～新月駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.4万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +12.8％( +4.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 59 件(１年前(2022年)に比べて -4.8％( -3件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 29.1年から -22.0 ％減)。平均土地面積は 141.8 坪 (昨年 104.5 坪から +35.7 ％増)。平均建物面積は 77.7 坪 (昨年 60.5 坪から +28.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。一ノ関駅、摺沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは猊鼻渓駅で昨年に比べ +124.8 ％、坪単価は 5.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(猊鼻渓駅)は +124.8 ％(坪単価 +3.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(陸中門崎駅)は -88.5 ％(坪単価 -48.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.1 年 → 2023年 22.7 年、-22.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.5 ％ → 2023年 26.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.9 ％ → 2023年 4.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 3.2 ％ → 2023年 1.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +23.4％( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 46 件(１年前(2022年)に比べて -11.5％( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった猊鼻渓駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +124.8％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR大船渡線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 一ノ関駅 | 52.6万/坪 (19.4年/135坪) | 42.6万/坪 (27.8年/102坪) | 44.7万/坪 (24.1年/103坪) |
| 真滝駅 | - | - | - |
| 陸中門崎駅 | 6.3万/坪 (34.1年/242坪) | 54.6万/坪 (5.0年/60.5坪) | 1.1万/坪 (47.2年/248坪) |
| 岩ノ下駅 | - | - | 36.7万/坪 (15.8年/93.8坪) |
| 陸中松川駅 | - | 0.7万/坪 (25.3年/142坪) | - |
| 猊鼻渓駅 | 5.5万/坪 (43.8年/175坪) | 2.4万/坪 (49.0年/171坪) | - |
| 柴宿駅 | 14.3万/坪 (55.8年/66.6坪) | - | - |
| 摺沢駅 | 19.1万/坪 (14.8年/141坪) | 10.7万/坪 (50.9年/134坪) | 8.5万/坪 (46.2年/271坪) |
| 千厩駅 | 9.3万/坪 (44.2年/153坪) | 20.9万/坪 (35.4年/87.3坪) | 26.2万/坪 (34.8年/196坪) |
| 小梨駅 | - | - | 9.9万/坪 (18.0年/545坪) |
| 矢越駅 | 3.6万/坪 (0年/197坪) | - | - |
| 折壁駅 | - | - | 1.2万/坪 (56.8年/197坪) |
| 新月駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
猊鼻渓駅 5.5 万/坪(昨年同期比 +124.8 ％)
猊鼻渓駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +124.8％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 43.8年(昨年 49.0年から -10.7 ％減)。平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 170.9 坪から +2.7 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 43.9 坪から -13.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 49.0 年 → 2023年 43.8 年、-10.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.5 分 → 2023年 26.0 分、+205.9 ％と大きく増加)
陸中門崎駅 6.3 万/坪(昨年同期比 -88.5 ％)
陸中門崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -88.5％( -48.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.1年(昨年 5.0年から +582.6 ％増)。平均土地面積は 242.0 坪 (昨年 60.5 坪から +300.0 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 34.8 坪から +13.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 5.0 年 → 2023年 34.1 年、+582.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 30.0 分 → 2023年 34.0 分、+13.3 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示