【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期のJR大船渡線 (一ノ関駅～新月駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +38.2％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.7年(昨年 29.6年から -46.8 ％減)。平均土地面積は 122.3 坪 (昨年 96.6 坪から +26.6 ％増)。平均建物面積は 89.9 坪 (昨年 64.2 坪から +40.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。一ノ関駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは一ノ関駅で昨年に比べ +52.5 ％、坪単価は 62.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(一ノ関駅)は +52.5 ％(坪単価 +21.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千厩駅)は -85.0 ％(坪単価 -48.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.6 年 → 2023年 15.7 年、-46.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.5 ％ → 2023年 7.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 30.8 ％ → 2023年 30.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 21.9 分 → 2023年 37.4 分、+70.4 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.4 ％ → 2023年 15.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.2万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +52.5％( +21.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千厩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -85.0％( -48.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR大船渡線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 一ノ関駅 | 62.2万/坪 (14.3年/115坪) | 40.8万/坪 (27.3年/101坪) | 35.2万/坪 (28.9年/108坪) |
| 真滝駅 | - | - | - |
| 陸中門崎駅 | - | - | 1.3万/坪 (45.5年/393坪) |
| 岩ノ下駅 | - | - | - |
| 陸中松川駅 | - | - | - |
| 猊鼻渓駅 | - | - | - |
| 柴宿駅 | - | - | - |
| 摺沢駅 | - | 2.4万/坪 (67.6年/49.9坪) | 6.2万/坪 (31.5年/454坪) |
| 千厩駅 | 8.6万/坪 (33.5年/133坪) | 57.1万/坪 (16.5年/90.8坪) | 33.3万/坪 (19.0年/250坪) |
| 小梨駅 | - | - | - |
| 矢越駅 | 3.6万/坪 (0年/197坪) | - | - |
| 折壁駅 | - | - | - |
| 新月駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
一ノ関駅 62.2 万/坪(昨年同期比 +52.5 ％)
一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.2万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +52.5％( +21.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.3年(昨年 27.3年から -47.8 ％減)。平均土地面積は 115.2 坪 (昨年 101.3 坪から +13.7 ％増)。平均建物面積は 92.6 坪 (昨年 71.2 坪から +30.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 27.3 年 → 2023年 14.3 年、-47.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.4 ％ → 2023年 25.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.4 ％ → 2023年 8.3 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 18.2 ％ → 2023年 16.7 ％)
千厩駅 8.6 万/坪(昨年同期比 -85.0 ％)
千厩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -85.0％( -48.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.5年(昨年 16.5年から +103.0 ％増)。平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 90.8 坪から +46.7 ％増)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 33.3 坪から +209.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 16.5 年 → 2023年 33.5 年、+103.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 27.0 分 → 2023年 120.0 分、+344.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示