【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR小野田線 (小野田駅～長門本山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -10.2％( -3.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -35.3％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 29.9年から +43.7 ％増)。平均土地面積は 128.2 坪 (昨年 88.4 坪から +45.0 ％増)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 40.7 坪から +28.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。宇部新川駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは小野田港駅で昨年に比べ -47.4 ％、坪単価は 29.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(宇部新川駅)は -6.4 ％(坪単価 -1.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小野田港駅)は -47.4 ％(坪単価 -26.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.9 年 → 2022年 43.0 年、+43.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 ％ → 2022年 54.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 45.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -40.2％( -23.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇部新川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -6.4％( -1.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR小野田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小野田駅 | 34.5万/坪 (41.8年/134坪) | 57.6万/坪 (6.8年/171坪) | 55.4万/坪 (49.8年/72.6坪) |
| 目出駅 | - | - | - |
| 南中川駅 | - | - | 1.3万/坪 (0年/77.1坪) |
| 南小野田駅 | - | 21.1万/坪 (42.3年/69.6坪) | - |
| 小野田港駅 | 29.0万/坪 (45.8年/106坪) | 55.1万/坪 (33.8年/87.7坪) | 76.0万/坪 (0年/71.1坪) |
| 雀田駅 | - | 59.2万/坪 (0.8年/63.5坪) | 5.6万/坪 (63.8年/178坪) |
| 長門長沢駅 | 14.4万/坪 (37.8年/69.6坪) | - | - |
| 妻崎駅 | - | 32.5万/坪 (30.8年/59.5坪) | 44.4万/坪 (28.4年/105坪) |
| 居能駅 | - | 22.8万/坪 (23.8年/44.6坪) | 2.1万/坪 (52.8年/75.6坪) |
| 宇部新川駅 | 14.1万/坪 (46.3年/161坪) | 15.1万/坪 (43.1年/90.8坪) | 39.3万/坪 (33.3年/82.4坪) |
| 浜河内駅 | - | - | - |
| 長門本山駅 | - | 7.1万/坪 (46.8年/151坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宇部新川駅 14.1 万/坪(昨年同期比 -6.4 ％)
宇部新川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -6.4％( -1.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 43.1年から +7.3 ％増)。平均土地面積は 161.1 坪 (昨年 90.8 坪から +77.5 ％増)。平均建物面積は 96.0 坪 (昨年 30.3 坪から +217.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.5 分 → 2022年 14.5 分、-38.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 100.0 ％)
小野田港駅 29.0 万/坪(昨年同期比 -47.4 ％)
小野田港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -47.4％( -26.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.8年(昨年 33.8年から +35.6 ％増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 87.7 坪から +20.7 ％増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 36.3 坪から +22.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.0 分 → 2022年 13.0 分、-35.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 33.8 年 → 2022年 45.8 年、+35.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示