【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR氷見線 (高岡駅～氷見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +17.7％( +4.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 31 件(１年前(2021年)に比べて -29.5％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 35.1年から -0.5 ％減)。平均土地面積は 85.4 坪 (昨年 102.7 坪から -16.8 ％減)。平均建物面積は 60.3 坪 (昨年 72.2 坪から -16.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。高岡駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは伏木駅で昨年に比べ +127.1 ％、坪単価は 16.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(伏木駅)は +127.1 ％(坪単価 +9.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(越中中川駅)は -38.6 ％(坪単価 -23.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 ％ → 2022年 14.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 52.8 ％ → 2022年 48.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 21.0 分 → 2022年 23.8 分、+13.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.8 ％ → 2022年 29.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 6.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった越中中川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.3万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -38.6％( -23.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった氷見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -28.8％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR氷見線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高岡駅 | 28.7万/坪 (35.0年/87.3坪) | 25.2万/坪 (34.9年/109坪) | 30.6万/坪 (27.2年/65.9坪) |
| 越中中川駅 | 37.3万/坪 (19.3年/61.3坪) | 60.8万/坪 (1.8年/54.5坪) | - |
| 能町駅 | - | 26.5万/坪 (36.3年/39.3坪) | - |
| 伏木駅 | 16.3万/坪 (42.3年/95.3坪) | 7.2万/坪 (45.6年/60.2坪) | 42.5万/坪 (21.3年/149坪) |
| 越中国分駅 | - | 7.7万/坪 (40.3年/75.6坪) | 9.4万/坪 (49.3年/99.8坪) |
| 雨晴駅 | - | - | - |
| 島尾駅 | - | 10.1万/坪 (43.3年/198坪) | 4.4万/坪 (30.3年/118坪) |
| 氷見駅 | 7.1万/坪 (41.8年/58.2坪) | 9.9万/坪 (43.3年/125坪) | 32.9万/坪 (30.0年/89.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伏木駅 16.3 万/坪(昨年同期比 +127.1 ％)
伏木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.3万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +127.1％( +9.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 45.6年から -7.3 ％減)。平均土地面積は 95.3 坪 (昨年 60.2 坪から +58.3 ％増)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 39.3 坪から -14.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.6 分 → 2022年 22.0 分、+50.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 50.0 ％)
越中中川駅 37.3 万/坪(昨年同期比 -38.6 ％)
越中中川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.3万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -38.6％( -23.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.3年(昨年 1.8年から +998.7 ％増)。平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 54.5 坪から +12.5 ％増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 40.1 坪から -3.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 27.5 分 → 2022年 20.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.8 年 → 2022年 19.3 年、+998.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示