【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の阿武隈急行 (あぶくま駅~槻木駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.7万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +11.1%( +3.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -57.1%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 28.3年から -22.6 %減)。平均土地面積は 104.7 坪 (昨年 126.2 坪から -17.0 %減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 37.5 坪から +12.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。横倉駅、槻木駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは槻木駅で昨年に比べ +62.3 %、坪単価は 37.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(槻木駅)は +62.3 %(坪単価 +14.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(丸森駅)は -28.9 %(坪単価 -1.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.3 年 → 2022年 21.9 年、-22.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.5 分 → 2022年 12.9 分、-40.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 25.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった角田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +15.6%( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった丸森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -28.9%( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
阿武隈急行 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
あぶくま駅 | - | - | - |
丸森駅 | 3.1万/坪 (47.5年/188坪) | 4.4万/坪 (70.6年/93.8坪) | 54.0万/坪 (31.0年/109坪) |
北丸森駅 | - | - | - |
南角田駅 | - | 31.6万/坪 (34.0年/183坪) | - |
角田駅 | 38.6万/坪 (6.5年/51.9坪) | 33.4万/坪 (21.0年/121坪) | 44.9万/坪 (20.8年/155坪) |
横倉駅 | 17.8万/坪 (36.5年/96.8坪) | 11.9万/坪 (29.5年/203坪) | - |
岡駅 | - | - | - |
東船岡駅 | - | 71.2万/坪 (14.5年/75.6坪) | 55.1万/坪 (0.5年/48.4坪) |
槻木駅 | 37.3万/坪 (23.9年/126坪) | 23.0万/坪 (33.8年/74.9坪) | 52.6万/坪 (4.5年/49.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
槻木駅 37.3 万/坪(昨年同期比 +62.3 %)
槻木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.3万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +62.3%( +14.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.9年(昨年 33.8年から -29.4 %減)。平均土地面積は 125.5 坪 (昨年 74.9 坪から +67.7 %増)。平均建物面積は 51.0 坪 (昨年 36.3 坪から +40.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 33.8 年 → 2022年 23.9 年、-29.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.8 分 → 2022年 8.0 分、-57.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 33.3 %)
丸森駅 3.1 万/坪(昨年同期比 -28.9 %)
丸森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -28.9%( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 47.5年(昨年 70.6年から -32.6 %減)。平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 93.8 坪から +100.0 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 22.7 坪から +26.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 70.6 年 → 2022年 47.5 年、-32.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示