【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅~神崎川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +57.6%( +37.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2020年)に比べて +57.9%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 29.7年から -35.2 %減)。平均土地面積は 39.8 坪 (昨年 37.9 坪から +5.0 %増)。平均建物面積は 49.5 坪 (昨年 73.0 坪から -32.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。十三駅、神崎川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中津駅で昨年に比べ +157.5 %、坪単価は 81.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(中津駅)は +157.5 %(坪単価 +50.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(神崎川駅)は +51.1 %(坪単価 +32.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 29.7 年 → 2021年 19.3 年、-35.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.3 % → 2021年 36.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 47.4 % → 2021年 12.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.5 % → 2021年 40.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 % → 2021年 3.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(35.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +55.8%( +42.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +157.5%( +50.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪急神戸本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪梅田駅 | - | - | - |
中津駅 | 81.9万/坪 (43.4年/25.0坪) | 31.8万/坪 (52.5年/59.0坪) | 165万/坪 (0年/34.8坪) |
十三駅 | 119万/坪 (24.4年/53.5坪) | 76.1万/坪 (34.9年/53.9坪) | 111万/坪 (11.6年/21.8坪) |
神崎川駅 | 94.6万/坪 (13.8年/39.7坪) | 62.6万/坪 (25.0年/25.9坪) | 78.9万/坪 (33.2年/122坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中津駅 81.9 万/坪(昨年同期比 +157.5 %)
中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +157.5%( +50.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.4年(昨年 52.5年から -17.5 %減)。平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 59.0 坪から -57.7 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 93.0 坪から -51.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 52.5 年 → 2021年 43.4 年、-17.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.5 分 → 2021年 5.2 分、-63.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)
神崎川駅 94.6 万/坪(昨年同期比 +51.1 %)
神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.6万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +51.1%( +32.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 25.0年から -45.0 %減)。平均土地面積は 39.7 坪 (昨年 25.9 坪から +53.5 %増)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 41.4 坪から -0.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 25.0 年 → 2021年 13.8 年、-45.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.4 分 → 2021年 6.8 分、-28.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 41.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 8.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示