この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の大阪モノレール彩都線 (万博記念公園駅~彩都西駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +3.9%( +4.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて -54.5%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 13.9年から +74.2 %増)。平均土地面積は 58.8 坪 (昨年 67.8 坪から -13.3 %減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 54.3 坪から -29.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。豊川駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは豊川駅で昨年に比べ -1.5 %、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 1 駅(彩都西駅)は +0.9 %(坪単価 +1.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(豊川駅)は -1.5 %(坪単価 -1.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.3 % → 2024年 15.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.9 年 → 2024年 24.2 年、+74.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 % → 2024年 21.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.6 % → 2024年 26.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった彩都西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +0.9%( +1.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -42.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -1.5%( -1.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -46.7%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
大阪モノレール彩都線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
万博記念公園駅 | - | 110万/坪 (17.5年/25.7坪) | 145万/坪 (-0.50年/34.8坪) |
公園東口駅 | - | 41.6万/坪 (49.5年/342坪) | 110万/坪 (16.3年/47.6坪) |
阪大病院前駅 | - | 107万/坪 (23.4年/46.9坪) | 115万/坪 (25.6年/45.9坪) |
豊川駅 | 104万/坪 (26.2年/48.2坪) | 105万/坪 (10.5年/71.5坪) | 143万/坪 (14.9年/76.2坪) |
彩都西駅 | 136万/坪 (22.7年/65.8坪) | 135万/坪 (11.5年/60.0坪) | 142万/坪 (9.0年/55.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
彩都西駅 136.5 万/坪(昨年同期比 +0.9 %)
彩都西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +0.9%( +1.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -42.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 11.5年から +97.2 %増)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 60.0 坪から +9.7 %増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 43.6 坪から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 18.5 分 → 2024年 16.1 分、-12.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 % → 2024年 9.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.5 年 → 2024年 22.7 年、+97.2 %と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.5 % → 2024年 9.1 %)
豊川駅 103.7 万/坪(昨年同期比 -1.5 %)
豊川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -1.5%( -1.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -46.7%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 10.5年から +148.3 %増)。平均土地面積は 48.2 坪 (昨年 71.5 坪から -32.6 %減)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 67.1 坪から -44.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.2 分 → 2024年 10.6 分、-12.9 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.5 年 → 2024年 26.2 年、+148.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 50.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 12.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示