この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のつくばエクスプレス線 (八潮駅~三郷中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -1.0%( -1.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 36 件(1年前(2023年)に比べて -52.6%( -40件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 12.0年から +36.3 %増)。平均土地面積は 43.6 坪 (昨年 49.7 坪から -12.4 %減)。平均建物面積は 34.9 坪 (昨年 40.5 坪から -13.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三郷中央駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは三郷中央駅で昨年に比べ -3.2 %、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 1 駅(八潮駅)は +1.4 %(坪単価 +1.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三郷中央駅)は -3.2 %(坪単価 -3.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.0 % → 2024年 5.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.0 % → 2024年 37.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.0 年 → 2024年 16.3 年、+36.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.0 % → 2024年 14.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.3 % → 2024年 22.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三郷中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -3.2%( -3.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -65.6%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八潮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.4%( +1.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -43.2%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
つくばエクスプレス線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
八潮駅 | 101万/坪 (15.4年/47.1坪) | 99.6万/坪 (12.2年/52.1坪) | 102万/坪 (9.8年/50.9坪) |
三郷中央駅 | 104万/坪 (18.7年/35.5坪) | 107万/坪 (11.7年/46.4坪) | 121万/坪 (15.6年/43.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八潮駅 101.0 万/坪(昨年同期比 +1.4 %)
八潮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.4%( +1.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -43.2%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 12.2年から +26.3 %増)。平均土地面積は 47.1 坪 (昨年 52.1 坪から -9.6 %減)。平均建物面積は 36.1 坪 (昨年 44.0 坪から -17.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.9 % → 2024年 16.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.2 年 → 2024年 15.4 年、+26.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.7 % → 2024年 16.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.8 % → 2024年 48.0 %)
三郷中央駅 103.8 万/坪(昨年同期比 -3.2 %)
三郷中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -3.2%( -3.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -65.6%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 11.7年から +59.6 %増)。平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 46.4 坪から -23.6 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 35.7 坪から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.4 % → 2024年 10.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.7 年 → 2024年 18.7 年、+59.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 40.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 % → 2024年 10.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示