【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の南海和歌山港線 (和歌山市駅~和歌山港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.1万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -37.3%( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(1年前(2023年)に比べて -65.5%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 33.1年から +28.5 %増)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 66.9 坪から -22.0 %減)。平均建物面積は 57.4 坪 (昨年 46.7 坪から +22.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。和歌山港駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは和歌山市駅で昨年に比べ -41.0 %、坪単価は 30.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(和歌山港駅)は -15.3 %(坪単価 -5.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(和歌山市駅)は -41.0 %(坪単価 -21.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.7 % → 2024年 22.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 33.1 年 → 2024年 42.5 年、+28.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 23.3 分 → 2024年 25.8 分、+11.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 46.8 % → 2024年 66.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -41.0%( -21.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -77.5%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和歌山港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -15.3%( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
南海和歌山港線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
和歌山市駅 | 30.8万/坪 (41.3年/55.1坪) | 52.3万/坪 (29.4年/71.3坪) | 57.0万/坪 (26.5年/77.9坪) |
和歌山港駅 | 27.6万/坪 (43.8年/49.6坪) | 32.6万/坪 (40.9年/55.5坪) | 62.3万/坪 (20.9年/73.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和歌山港駅 27.6 万/坪(昨年同期比 -15.3 %)
和歌山港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -15.3%( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 40.9年から +7.0 %増)。平均土地面積は 49.6 坪 (昨年 55.5 坪から -10.5 %減)。平均建物面積は 32.7 坪 (昨年 29.9 坪から +9.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 11.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 77.8 %)
和歌山市駅 30.8 万/坪(昨年同期比 -41.0 %)
和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -41.0%( -21.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -77.5%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 29.4年から +40.2 %増)。平均土地面積は 55.1 坪 (昨年 71.3 坪から -22.7 %減)。平均建物面積は 84.9 坪 (昨年 53.7 坪から +58.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.4 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 29.4 年 → 2024年 41.3 年、+40.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示