【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期の南海和歌山港線 (和歌山市駅～和歌山港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -19.3％( -11.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2022年)に比べて -15.4％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 33.1年(昨年 25.8年から +28.4 ％増)。平均土地面積は 66.9 坪 (昨年 77.5 坪から -13.6 ％減)。平均建物面積は 46.7 坪 (昨年 62.2 坪から -24.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。和歌山市駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは和歌山港駅で昨年に比べ -47.7 ％、坪単価は 32.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(和歌山市駅)は -8.3 ％(坪単価 -4.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(和歌山港駅)は -47.7 ％(坪単価 -29.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 45.5 ％ → 2023年 27.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.8 年 → 2023年 33.1 年、+28.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 46.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.4 ％ → 2023年 12.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.3万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -8.3％( -4.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 40 件(１年前(2022年)に比べて -31.0％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和歌山港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.6万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -47.7％( -29.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて +114.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 南海和歌山港線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和歌山市駅 | 52.3万/坪 (29.4年/71.3坪) | 57.0万/坪 (26.5年/77.9坪) | 59.7万/坪 (32.5年/61.6坪) |
| 和歌山港駅 | 32.6万/坪 (40.9年/55.5坪) | 62.3万/坪 (20.9年/73.5坪) | 46.6万/坪 (36.9年/84.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和歌山市駅 52.3 万/坪(昨年同期比 -8.3 ％)
和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.3万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -8.3％( -4.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 40 件(１年前(2022年)に比べて -31.0％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 26.5年から +11.1 ％増)。平均土地面積は 71.3 坪 (昨年 77.9 坪から -8.5 ％減)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 66.2 坪から -18.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 25.3 分 → 2023年 22.1 分、-12.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 47.9 ％ → 2023年 34.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.6 ％ → 2023年 15.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 26.5 年 → 2023年 29.4 年、+11.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.8 ％ → 2023年 37.5 ％)
和歌山港駅 32.6 万/坪(昨年同期比 -47.7 ％)
和歌山港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.6万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -47.7％( -29.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて +114.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.9年(昨年 20.9年から +95.5 ％増)。平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 73.5 坪から -24.5 ％減)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 33.3 坪から -10.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 13.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 20.9 年 → 2023年 40.9 年、+95.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 22.7 分 → 2023年 26.4 分、+16.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 ％ → 2023年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示