【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の道南いさりび鉄道線 (五稜郭駅～木古内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -8.6％( -3.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 65 件(１年前(2020年)に比べて +71.1％( +27件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 24.6年から +6.4 ％増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 92.3 坪から -18.1 ％減)。平均建物面積は 50.1 坪 (昨年 46.3 坪から +8.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。七重浜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは七重浜駅で昨年に比べ +71.3 ％、坪単価は 79.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(七重浜駅)は +71.3 ％(坪単価 +33.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(久根別駅)は -59.3 ％(坪単価 -64.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 48.6 ％ → 2021年 36.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.9 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.2 ％ → 2021年 26.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった七重浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +71.3％( +33.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった木古内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -29.6％( -2.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 道南いさりび鉄道線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五稜郭駅 | 39.5万/坪 (28.0年/75.8坪) | 43.8万/坪 (25.6年/80.1坪) | 48.3万/坪 (23.7年/67.6坪) |
| 七重浜駅 | 79.9万/坪 (5.3年/56.3坪) | 46.6万/坪 (18.3年/235坪) | 25.4万/坪 (31.8年/60.5坪) |
| 東久根別駅 | - | 38.9万/坪 (25.3年/76.1坪) | 68.0万/坪 (9.5年/70.7坪) |
| 久根別駅 | 44.4万/坪 (23.3年/81.7坪) | 109万/坪 (0.25年/69.6坪) | - |
| 清川口駅 | - | - | - |
| 上磯駅 | 9.4万/坪 (17.3年/188坪) | - | 15.9万/坪 (25.3年/51.4坪) |
| 茂辺地駅 | - | - | - |
| 渡島当別駅 | - | - | 4.1万/坪 (47.3年/90.8坪) |
| 釜谷駅 | - | - | 3.1万/坪 (40.3年/209坪) |
| 泉沢駅 | - | - | - |
| 札苅駅 | - | - | - |
| 木古内駅 | 4.9万/坪 (29.3年/45.4坪) | 6.9万/坪 (35.3年/90.8坪) | 6.8万/坪 (0年/118坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
七重浜駅 79.9 万/坪(昨年同期比 +71.3 ％)
七重浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +71.3％( +33.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.3年(昨年 18.3年から -71.2 ％減)。平均土地面積は 56.3 坪 (昨年 234.9 坪から -76.0 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 102.3 坪から -67.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 18.3 年 → 2021年 5.3 年、-71.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.0 分 → 2021年 23.5 分、+113.6 ％と大きく増加)
久根別駅 44.4 万/坪(昨年同期比 -59.3 ％)
久根別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.4万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -59.3％( -64.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 0.3年から +9131.5 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 69.6 坪から +17.4 ％増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 34.8 坪から -2.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.3 年 → 2021年 23.3 年、+9131.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 16.0 分、+128.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示