【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR赤穂線 (相生駅～備前福河駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -17.1％( -6.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 67 件(１年前(2019年)に比べて +52.3％( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 26.3年から +27.5 ％増)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 83.7 坪から +21.0 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 53.7 坪から +1.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。播州赤穂駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは坂越駅で昨年に比べ -78.1 ％、坪単価は 9.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(播州赤穂駅)は -3.5 ％(坪単価 -1.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(坂越駅)は -78.1 ％(坪単価 -32.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 26.3 年 → 2020年 33.5 年、+27.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 18.9 ％ → 2020年 28.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 27.0 ％ → 2020年 8.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった相生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -19.1％( -9.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2019年)に比べて +66.7％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -78.1％( -32.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR赤穂線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 相生駅 | 38.1万/坪 (31.3年/83.6坪) | 47.1万/坪 (25.6年/62.6坪) | 24.7万/坪 (35.2年/56.9坪) |
| 西相生駅 | 27.9万/坪 (37.8年/80.2坪) | 42.6万/坪 (23.0年/39.3坪) | - |
| 坂越駅 | 9.2万/坪 (34.5年/84.7坪) | 42.2万/坪 (12.0年/77.6坪) | 17.5万/坪 (31.2年/40.8坪) |
| 播州赤穂駅 | 29.1万/坪 (33.7年/101坪) | 30.1万/坪 (29.5年/99.4坪) | 46.3万/坪 (24.0年/66.9坪) |
| 天和駅 | 58.3万/坪 (33.5年/337坪) | - | - |
| 備前福河駅 | 5.5万/坪 (45.4年/93.3坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
播州赤穂駅 29.1 万/坪(昨年同期比 -3.5 ％)
播州赤穂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.1万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -3.5％( -1.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.7年(昨年 29.5年から +14.3 ％増)。平均土地面積は 101.2 坪 (昨年 99.4 坪から +1.8 ％増)。平均建物面積は 55.7 坪 (昨年 69.8 坪から -20.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 29.5 年 → 2020年 33.7 年、+14.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 18.2 ％ → 2020年 21.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 13.6 ％ → 2020年 12.5 ％)
坂越駅 9.2 万/坪(昨年同期比 -78.1 ％)
坂越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -78.1％( -32.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 12.0年から +187.0 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 77.6 坪から +9.1 ％増)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 36.3 坪から +18.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 28.2 分 → 2020年 23.5 分、-16.6 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 12.0 年 → 2020年 34.5 年、+187.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示