【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の近鉄鈴鹿線 (伊勢若松駅～平田町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.5万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -13.4％( -8.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて +22.2％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 10.7年から +172.8 ％増)。平均土地面積は 135.6 坪 (昨年 69.9 坪から +93.9 ％増)。平均建物面積は 79.6 坪 (昨年 36.6 坪から +117.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三日市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三日市駅で昨年に比べ +72.4 ％、坪単価は 102 万円/坪となった。
上位 1 駅(三日市駅)は +72.4 ％(坪単価 +42.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(平田町駅)は -48.8 ％(坪単価 -35.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.7 年 → 2022年 29.2 年、+172.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.7 分 → 2022年 17.0 分、+46.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 ％ → 2022年 55.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 ％ → 2022年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +72.4％( +42.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平田町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.6万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -48.8％( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄鈴鹿線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 伊勢若松駅 | - | 75.6万/坪 (0.5年/62.0坪) | 20.7万/坪 (48.5年/51.4坪) |
| 柳駅 | - | - | - |
| 鈴鹿市駅 | 64.3万/坪 (19.4年/131坪) | 60.7万/坪 (14.2年/50.8坪) | 81.1万/坪 (3.5年/112坪) |
| 三日市駅 | 102万/坪 (28.5年/249坪) | 58.9万/坪 (8.5年/142坪) | 42.6万/坪 (21.5年/60.2坪) |
| 平田町駅 | 37.6万/坪 (36.3年/110坪) | 73.5万/坪 (9.9年/59.0坪) | 42.2万/坪 (29.7年/121坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三日市駅 101.5 万/坪(昨年同期比 +72.4 ％)
三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +72.4％( +42.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.5年(昨年 8.5年から +235.2 ％増)。平均土地面積は 249.1 坪 (昨年 141.7 坪から +75.8 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 53.4 坪から +35.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.5 年 → 2022年 28.5 年、+235.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 9.0 分、+80.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 66.7 ％)
平田町駅 37.6 万/坪(昨年同期比 -48.8 ％)
平田町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.6万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -48.8％( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.3年(昨年 9.9年から +266.6 ％増)。平均土地面積は 110.0 坪 (昨年 59.0 坪から +86.5 ％増)。平均建物面積は 92.3 坪 (昨年 33.9 坪から +172.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.9 年 → 2022年 36.3 年、+266.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.3 分 → 2022年 22.0 分、+26.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示