【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の青い森鉄道線 (目時駅～青森駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +5.0％( +0.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 93 件(１年前(2021年)に比べて -26.2％( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.4 坪 (昨年 109.6 坪から +1.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。八戸駅、野内駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浅虫温泉駅で昨年に比べ +331.9 ％、坪単価は 3.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(浅虫温泉駅、苫米地駅)は +293.4 ％(坪単価 +2.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野辺地駅、乙供駅)は -64.7 ％(坪単価 -3.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 49.2 分 → 2022年 35.8 分、-27.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 1.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった青森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -4.6％( -0.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 28 件(１年前(2021年)に比べて -9.7％( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野辺地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -70.9％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 青い森鉄道線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 目時駅 | - | - | 1.2万/坪 (90.8坪) |
| 三戸駅 | 2.1万/坪 (218坪) | 3.0万/坪 (88.1坪) | 3.6万/坪 (116坪) |
| 諏訪ノ平駅 | - | 0.9万/坪 (52.9坪) | 1.5万/坪 (327坪) |
| 剣吉駅 | 3.1万/坪 (154坪) | 1.2万/坪 (131坪) | 0.30万/坪 (90.8坪) |
| 苫米地駅 | 4.8万/坪 (61.3坪) | 1.4万/坪 (192坪) | 6.6万/坪 (27.2坪) |
| 北高岩駅 | 2.5万/坪 (156坪) | - | 0.26万/坪 (303坪) |
| 八戸駅 | 13.0万/坪 (103坪) | 11.8万/坪 (79.4坪) | 8.4万/坪 (89.5坪) |
| 陸奥市川駅 | - | 6.6万/坪 (47.6坪) | 6.0万/坪 (176坪) |
| 下田駅 | 3.7万/坪 (190坪) | 5.7万/坪 (156坪) | 5.9万/坪 (81.7坪) |
| 向山駅 | - | 2.6万/坪 (143坪) | 2.7万/坪 (78.1坪) |
| 三沢駅 | 5.7万/坪 (117坪) | 5.9万/坪 (153坪) | 4.8万/坪 (148坪) |
| 小川原駅 | - | - | - |
| 上北町駅 | - | 3.3万/坪 (163坪) | 2.5万/坪 (106坪) |
| 乙供駅 | 2.2万/坪 (72.6坪) | 5.3万/坪 (78.7坪) | 0.6万/坪 (363坪) |
| 千曳駅 | - | - | - |
| 野辺地駅 | 1.2万/坪 (333坪) | 4.1万/坪 (72.6坪) | 3.1万/坪 (59.0坪) |
| 狩場沢駅 | - | - | - |
| 清水川駅 | - | - | - |
| 小湊駅 | 1.6万/坪 (185坪) | - | 0.6万/坪 (72.6坪) |
| 西平内駅 | 0.8万/坪 (21.2坪) | - | 1.0万/坪 (32.8坪) |
| 浅虫温泉駅 | 3.0万/坪 (99.8坪) | 0.7万/坪 (115坪) | - |
| 野内駅 | 7.1万/坪 (19.7坪) | 6.4万/坪 (99.8坪) | - |
| 矢田前駅 | 2.0万/坪 (63.5坪) | - | 8.6万/坪 (102坪) |
| 小柳駅 | 9.1万/坪 (90.0坪) | 12.2万/坪 (52.2坪) | 11.7万/坪 (57.6坪) |
| 東青森駅 | 12.4万/坪 (58.4坪) | 12.0万/坪 (91.1坪) | 15.0万/坪 (63.2坪) |
| 筒井駅 | 9.0万/坪 (137坪) | 10.2万/坪 (73.5坪) | 15.2万/坪 (146坪) |
| 青森駅 | 13.2万/坪 (90.5坪) | 13.9万/坪 (80.1坪) | 13.1万/坪 (57.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浅虫温泉駅 3.0 万/坪(昨年同期比 +331.9 ％)
浅虫温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +331.9％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 115.0 坪から -13.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.0 分 → 2022年 30.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
苫米地駅 4.8 万/坪(昨年同期比 +255.0 ％)
苫米地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.8万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +255.0％( +3.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 192.1 坪から -68.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 22.0 分 → 2022年 18.0 分、-18.2 ％と減少)
野辺地駅 1.2 万/坪(昨年同期比 -70.9 ％)
野辺地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -70.9％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 72.6 坪から +358.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 19.0 分 → 2022年 21.0 分、+10.5 ％と増加)
乙供駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -58.4 ％)
乙供駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -58.4％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 78.7 坪から -7.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 21.0 分 → 2022年 50.5 分、+140.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示