この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の鹿島臨海鉄道線 (水戸駅~鹿島サッカースタジアム駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -29.1%( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 58 件(1年前(2022年)に比べて -23.7%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 137.4 坪 (昨年 109.7 坪から +25.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。鹿島大野駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは常澄駅で昨年に比べ +274.4 %、坪単価は 1.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(常澄駅、荒野台駅)は +238.8 %(坪単価 +3.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大洋駅、新鉾田駅)は -72.4 %(坪単価 -1.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.3 % → 2023年 1.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 37.1 分 → 2023年 49.4 分、+33.0 %と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった水戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.2万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -24.5%( -3.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2022年)に比べて -30.4%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大洋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -90.6%( -0.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鹿島臨海鉄道線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
水戸駅 | 10.2万/坪 (127坪) | 13.5万/坪 (116坪) | 8.7万/坪 (132坪) |
東水戸駅 | - | - | - |
常澄駅 | 1.3万/坪 (46.9坪) | 0.3万/坪 (87.7坪) | - |
大洗駅 | 7.6万/坪 (76.2坪) | 8.2万/坪 (95.9坪) | 9.0万/坪 (67.9坪) |
涸沼駅 | 0.8万/坪 (203坪) | - | 1.2万/坪 (163坪) |
鹿島旭駅 | 2.0万/坪 (163坪) | 4.1万/坪 (41.8坪) | - |
徳宿駅 | - | 4.2万/坪 (49.9坪) | - |
新鉾田駅 | 1.5万/坪 (223坪) | 3.3万/坪 (34.0坪) | 2.7万/坪 (204坪) |
北浦湖畔駅 | 0.26万/坪 (37.8坪) | - | 0.03万/坪 (77.1坪) |
大洋駅 | 0.06万/坪 (64.3坪) | 0.7万/坪 (38.6坪) | 0.6万/坪 (54.2坪) |
鹿島灘駅 | 5.0万/坪 (127坪) | - | - |
鹿島大野駅 | 2.9万/坪 (484坪) | 2.5万/坪 (177坪) | 1.7万/坪 (131坪) |
長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅 | - | 0.4万/坪 (48.4坪) | 0.18万/坪 (84.7坪) |
荒野台駅 | 8.3万/坪 (60.5坪) | 2.7万/坪 (163坪) | 2.5万/坪 (135坪) |
鹿島サッカースタジアム駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
常澄駅 1.3 万/坪(昨年同期比 +274.4 %)
常澄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +274.4%( +0.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 87.7 坪から -46.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 8.0 分、-73.3 %と大きく減少)
荒野台駅 8.3 万/坪(昨年同期比 +203.2 %)
荒野台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +203.2%( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 163.4 坪から -63.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.0 分 → 2023年 30.0 分、+30.4 %と大きく増加)
大洋駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -90.6 %)
大洋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -90.6%( -0.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 38.6 坪から +66.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.0 分 → 2023年 30.0 分、+233.3 %と大きく増加)
新鉾田駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -54.2 %)
新鉾田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -54.2%( -1.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 222.6 坪 (昨年 34.0 坪から +554.2 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示