【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の小田急江ノ島線 (相模大野駅～片瀬江ノ島駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.0万円/坪(20.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -15.0％( -11.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 75 件(１年前(2022年)に比べて -19.4％( -18件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 56.3 坪 (昨年 63.0 坪から -10.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。南林間駅、桜ケ丘駅、六会日大前駅、本鵠沼駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは本鵠沼駅で昨年に比べ +53.0 ％、坪単価は 127 万円/坪となった。
上位 2 駅(本鵠沼駅、桜ケ丘駅)は +43.5 ％(坪単価 +32.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(長後駅、鶴間駅)は -41.0 ％(坪単価 -24.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.2 ％ → 2023年 2.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.5 分 → 2023年 17.8 分、+22.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.7 ％ → 2023年 4.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった本鵠沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +53.0％( +44.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長後駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -57.2％( -31.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて +18.2％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
| 小田急江ノ島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 相模大野駅 | 54.2万/坪 (70.9坪) | 65.6万/坪 (50.8坪) | 76.2万/坪 (115坪) |
| 東林間駅 | 95.0万/坪 (73.6坪) | 93.2万/坪 (51.0坪) | 81.3万/坪 (104坪) |
| 中央林間駅 | 94.9万/坪 (43.1坪) | 83.3万/坪 (40.8坪) | 92.4万/坪 (34.8坪) |
| 南林間駅 | 93.4万/坪 (26.3坪) | 74.3万/坪 (46.9坪) | 35.5万/坪 (26.5坪) |
| 鶴間駅 | 54.4万/坪 (117坪) | 72.4万/坪 (63.5坪) | 50.2万/坪 (42.4坪) |
| 大和駅 | 90.5万/坪 (28.7坪) | 79.9万/坪 (60.7坪) | 69.4万/坪 (66.2坪) |
| 桜ケ丘駅 | 86.0万/坪 (30.3坪) | 64.2万/坪 (60.2坪) | 57.8万/坪 (47.3坪) |
| 高座渋谷駅 | 57.6万/坪 (44.6坪) | 63.8万/坪 (70.9坪) | 40.5万/坪 (98.5坪) |
| 長後駅 | 23.6万/坪 (47.9坪) | 55.2万/坪 (66.7坪) | 45.4万/坪 (67.1坪) |
| 湘南台駅 | 71.4万/坪 (80.4坪) | 87.5万/坪 (88.0坪) | 52.1万/坪 (132坪) |
| 六会日大前駅 | 105万/坪 (28.7坪) | 79.9万/坪 (69.8坪) | 55.2万/坪 (56.0坪) |
| 善行駅 | 43.4万/坪 (47.9坪) | 47.5万/坪 (76.4坪) | 70.6万/坪 (90.4坪) |
| 藤沢本町駅 | 71.3万/坪 (56.0坪) | 84.6万/坪 (61.5坪) | 72.4万/坪 (34.8坪) |
| 藤沢駅 | 98.5万/坪 (51.8坪) | 128万/坪 (59.7坪) | 68.2万/坪 (71.6坪) |
| 本鵠沼駅 | 127万/坪 (37.8坪) | 82.9万/坪 (80.7坪) | 103万/坪 (72.6坪) |
| 鵠沼海岸駅 | 93.2万/坪 (33.3坪) | 93.9万/坪 (48.9坪) | 103万/坪 (50.2坪) |
| 片瀬江ノ島駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
本鵠沼駅 126.9 万/坪(昨年同期比 +53.0 ％)
本鵠沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +53.0％( +44.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 80.7 坪から -53.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 5.0 分、-44.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
桜ケ丘駅 86.0 万/坪(昨年同期比 +33.9 ％)
桜ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.0万円/坪(26.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +33.9％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 60.2 坪から -49.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.8 分 → 2023年 18.0 分、+40.6 ％と大きく増加)
長後駅 23.6 万/坪(昨年同期比 -57.2 ％)
長後駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -57.2％( -31.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて +18.2％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 47.9 坪 (昨年 66.7 坪から -28.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.7 分 → 2023年 29.3 分、+65.3 ％と大きく増加)
鶴間駅 54.4 万/坪(昨年同期比 -24.8 ％)
鶴間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.4万円/坪(16.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -24.8％( -18.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 117.5 坪 (昨年 63.5 坪から +84.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.8 分 → 2023年 20.0 分、+156.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示