【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の小田急江ノ島線 (相模大野駅～片瀬江ノ島駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +13.6％( +8.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 94 件(１年前(2021年)に比べて -13.0％( -14件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 76.1 坪 (昨年 62.2 坪から +22.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。東林間駅、中央林間駅、南林間駅、鶴間駅、高座渋谷駅、六会日大前駅、善行駅、藤沢本町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは藤沢本町駅で昨年に比べ +72.0 ％、坪単価は 72.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(藤沢本町駅、高座渋谷駅)は +70.8 ％(坪単価 +31.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(本鵠沼駅、大和駅)は -30.4 ％(坪単価 -30.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 ％ → 2022年 10.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.7 ％ → 2022年 1.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中央林間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.6万円/坪(30.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +45.2％( +31.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長後駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -13.5％( -5.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -42.1％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小田急江ノ島線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 相模大野駅 | 84.0万/坪 (48.2坪) | 71.7万/坪 (60.2坪) | 86.4万/坪 (146坪) |
| 東林間駅 | 86.4万/坪 (37.8坪) | 64.7万/坪 (68.9坪) | 84.6万/坪 (30.8坪) |
| 中央林間駅 | 99.6万/坪 (39.3坪) | 68.6万/坪 (60.9坪) | 84.5万/坪 (47.3坪) |
| 南林間駅 | 61.5万/坪 (131坪) | 45.9万/坪 (51.7坪) | 64.1万/坪 (42.0坪) |
| 鶴間駅 | 66.1万/坪 (145坪) | 53.9万/坪 (55.6坪) | 57.9万/坪 (33.3坪) |
| 大和駅 | 65.4万/坪 (123坪) | 82.4万/坪 (41.1坪) | 69.1万/坪 (47.8坪) |
| 桜ケ丘駅 | 45.8万/坪 (97.0坪) | 42.4万/坪 (138坪) | 48.9万/坪 (37.3坪) |
| 高座渋谷駅 | 77.3万/坪 (61.1坪) | 45.6万/坪 (75.4坪) | 59.4万/坪 (60.8坪) |
| 長後駅 | 37.7万/坪 (88.7坪) | 43.5万/坪 (48.1坪) | 33.3万/坪 (110坪) |
| 湘南台駅 | 57.2万/坪 (55.8坪) | 51.6万/坪 (136坪) | 77.6万/坪 (64.6坪) |
| 六会日大前駅 | 90.5万/坪 (39.8坪) | 57.3万/坪 (52.5坪) | 73.2万/坪 (69.6坪) |
| 善行駅 | 67.0万/坪 (69.6坪) | 51.3万/坪 (47.6坪) | 50.5万/坪 (38.3坪) |
| 藤沢本町駅 | 72.2万/坪 (74.3坪) | 42.0万/坪 (43.1坪) | 63.4万/坪 (43.1坪) |
| 藤沢駅 | 78.0万/坪 (81.1坪) | 79.0万/坪 (69.2坪) | 87.1万/坪 (45.1坪) |
| 本鵠沼駅 | 64.8万/坪 (46.9坪) | 108万/坪 (45.4坪) | 70.8万/坪 (48.4坪) |
| 鵠沼海岸駅 | 85.7万/坪 (50.7坪) | 83.5万/坪 (60.2坪) | 82.8万/坪 (54.5坪) |
| 片瀬江ノ島駅 | 41.3万/坪 (12.1坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
藤沢本町駅 72.2 万/坪(昨年同期比 +72.0 ％)
藤沢本町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +72.0％( +30.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +125.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 74.3 坪 (昨年 43.1 坪から +72.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 13.8 分 → 2022年 12.2 分、-11.1 ％と減少)
高座渋谷駅 77.3 万/坪(昨年同期比 +69.7 ％)
高座渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.3万円/坪(23.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +69.7％( +31.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 75.4 坪から -18.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 7.7 分、-40.7 ％と大きく減少)
本鵠沼駅 64.8 万/坪(昨年同期比 -40.1 ％)
本鵠沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.8万円/坪(19.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -40.1％( -43.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 45.4 坪から +3.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 12.5 分、+212.5 ％と大きく増加)
大和駅 65.4 万/坪(昨年同期比 -20.6 ％)
大和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.4万円/坪(19.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -20.6％( -17.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 123.0 坪 (昨年 41.1 坪から +199.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.2 分 → 2022年 15.0 分、+47.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示