【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅～八代駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.5万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -44.5％( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 61 件(１年前(2023年)に比べて -58.5％( -86件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 118.4 坪 (昨年 125.8 坪から -5.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。南荒尾駅、肥後伊倉駅、西里駅、宇土駅、有佐駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは荒尾駅で昨年に比べ +133.6 ％、坪単価は 11.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(荒尾駅、南荒尾駅)は +111.1 ％(坪単価 +5.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(熊本駅、川尻駅)は -59.9 ％(坪単価 -46.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 39.7 分 → 2024年 34.7 分、-12.7 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.0 ％ → 2024年 6.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.8万円/坪(10.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -1.1％( -0.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった肥後伊倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +28.3％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR鹿児島本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 荒尾駅 | 11.3万/坪 (142坪) | 4.8万/坪 (87.0坪) | 8.1万/坪 (72.6坪) |
| 南荒尾駅 | 10.6万/坪 (37.8坪) | 5.6万/坪 (223坪) | - |
| 長洲駅 | - | 3.4万/坪 (191坪) | 4.4万/坪 (122坪) |
| 大野下駅 | - | 1.8万/坪 (206坪) | 1.4万/坪 (145坪) |
| 玉名駅 | 3.7万/坪 (140坪) | 5.7万/坪 (111坪) | 7.8万/坪 (182坪) |
| 肥後伊倉駅 | 2.7万/坪 (136坪) | 2.1万/坪 (92.3坪) | 1.9万/坪 (262坪) |
| 木葉駅 | - | 5.8万/坪 (96.8坪) | 2.1万/坪 (96.8坪) |
| 田原坂駅 | - | - | - |
| 植木駅 | 4.0万/坪 (136坪) | 5.9万/坪 (124坪) | 7.4万/坪 (188坪) |
| 西里駅 | 5.7万/坪 (424坪) | 3.5万/坪 (77.1坪) | 7.1万/坪 (95.8坪) |
| 崇城大学前駅 | 9.0万/坪 (195坪) | - | 13.9万/坪 (56.0坪) |
| 上熊本駅 | 33.8万/坪 (49.3坪) | 34.1万/坪 (88.9坪) | 27.6万/坪 (66.0坪) |
| 熊本駅 | 29.4万/坪 (71.5坪) | 113万/坪 (67.2坪) | 47.6万/坪 (88.4坪) |
| 西熊本駅 | 15.1万/坪 (176坪) | 18.5万/坪 (138坪) | 19.1万/坪 (122坪) |
| 川尻駅 | 11.3万/坪 (115坪) | 20.8万/坪 (191坪) | 11.3万/坪 (60.5坪) |
| 富合駅 | 5.7万/坪 (129坪) | 7.8万/坪 (171坪) | 11.3万/坪 (146坪) |
| 宇土駅 | 11.5万/坪 (68.1坪) | 8.3万/坪 (181坪) | 7.6万/坪 (143坪) |
| 松橋駅 | - | 3.9万/坪 (129坪) | 6.1万/坪 (124坪) |
| 小川駅 | - | 5.5万/坪 (164坪) | 4.0万/坪 (75.6坪) |
| 有佐駅 | 7.8万/坪 (66.6坪) | 4.6万/坪 (114坪) | 3.9万/坪 (234坪) |
| 千丁駅 | - | 2.0万/坪 (99.8坪) | 0.9万/坪 (106坪) |
| 新八代駅 | 8.0万/坪 (107坪) | 10.5万/坪 (141坪) | 13.4万/坪 (52.9坪) |
| 八代駅 | 6.4万/坪 (111坪) | 7.2万/坪 (117坪) | 6.8万/坪 (129坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
荒尾駅 11.3 万/坪(昨年同期比 +133.6 ％)
荒尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +133.6％( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 87.0 坪から +63.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 40.0 分 → 2024年 60.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
南荒尾駅 10.6 万/坪(昨年同期比 +88.5 ％)
南荒尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +88.5％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 222.8 坪から -83.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 25.0 分 → 2024年 30.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
熊本駅 29.4 万/坪(昨年同期比 -74.1 ％)
熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -74.1％( -84.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -55.6％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.5 坪 (昨年 67.2 坪から +6.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.5 分 → 2024年 31.1 分、+59.6 ％と大きく増加)
川尻駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -45.7 ％)
川尻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -45.7％( -9.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 190.9 坪から -39.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.2 分 → 2024年 18.0 分、-22.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示