【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR常磐線各駅停車 (北千住駅~金町駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -37.9%( -75.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて -58.1%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.2 坪 (昨年 62.4 坪から -22.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。亀有駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀有駅で昨年に比べ +6.9 %、坪単価は 126 万円/坪となった。
上位 1 駅(亀有駅)は +6.9 %(坪単価 +8.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(綾瀬駅)は -33.9 %(坪単価 -80.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.8 分 → 2023年 17.4 分、+76.7 %と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北千住駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -18.6%( -42.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった金町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.2万円/坪(27.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -25.6%( -31.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR常磐線各駅停車 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
北千住駅 | 186万/坪 (32.3坪) | 228万/坪 (69.8坪) | 303万/坪 (23.2坪) |
綾瀬駅 | 156万/坪 (224坪) | 236万/坪 (76.1坪) | 159万/坪 (23.4坪) |
亀有駅 | 126万/坪 (27.2坪) | 118万/坪 (32.4坪) | 157万/坪 (32.3坪) |
金町駅 | 92.2万/坪 (35.9坪) | 124万/坪 (43.5坪) | 124万/坪 (63.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亀有駅 126.2 万/坪(昨年同期比 +6.9 %)
亀有駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +6.9%( +8.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 32.4 坪から -15.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.0 分 → 2023年 19.0 分、+58.3 %と大きく増加)
綾瀬駅 156.4 万/坪(昨年同期比 -33.9 %)
綾瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -33.9%( -80.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -90.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 223.9 坪 (昨年 76.1 坪から +194.2 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示