【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の都営新宿線 (新宿駅～篠崎駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 371万円/坪(112万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +117.2％( +200.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2022年)に比べて -3.4％( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.3 坪 (昨年 55.1 坪から +34.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。住吉駅、西大島駅、船堀駅、篠崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西大島駅で昨年に比べ +62.6 ％、坪単価は 456 万円/坪となった。
上位 2 駅(西大島駅、船堀駅)は +58.0 ％(坪単価 +120.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(瑞江駅、曙橋駅)は -29.0 ％(坪単価 -81.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.1 分 → 2023年 12.1 分、-14.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.4 ％ → 2023年 21.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 456万円/坪(138万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +62.6％( +175.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一之江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.4万円/坪(27.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -8.6％( -8.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 都営新宿線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 新宿三丁目駅 | - | - | - |
| 曙橋駅 | 441万/坪 (9.1坪) | 541万/坪 (49.9坪) | - |
| 市ケ谷駅 | 992万/坪 (15.1坪) | - | 1,335万/坪 (157坪) |
| 九段下駅 | 1,772万/坪 (34.0坪) | - | - |
| 神保町駅 | - | - | 847万/坪 (20.7坪) |
| 小川町駅 | - | - | - |
| 岩本町駅 | - | - | 1,234万/坪 (32.5坪) |
| 馬喰横山駅 | - | - | 1,052万/坪 (39.3坪) |
| 浜町駅 | - | - | - |
| 森下駅 | 698万/坪 (54.5坪) | - | 322万/坪 (28.7坪) |
| 菊川駅 | - | - | 416万/坪 (40.8坪) |
| 住吉駅 | 374万/坪 (40.5坪) | 282万/坪 (37.4坪) | 309万/坪 (27.2坪) |
| 西大島駅 | 456万/坪 (321坪) | 280万/坪 (49.9坪) | - |
| 大島駅 | 140万/坪 (37.4坪) | - | 120万/坪 (15.9坪) |
| 東大島駅 | - | - | 234万/坪 (26.5坪) |
| 船堀駅 | 189万/坪 (101坪) | 123万/坪 (36.8坪) | 97.8万/坪 (33.3坪) |
| 一之江駅 | 89.4万/坪 (23.1坪) | 97.8万/坪 (39.3坪) | 83.8万/坪 (20.4坪) |
| 瑞江駅 | 96.2万/坪 (16.6坪) | 159万/坪 (94.6坪) | 138万/坪 (33.0坪) |
| 篠崎駅 | 142万/坪 (151坪) | 105万/坪 (33.0坪) | 150万/坪 (49.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西大島駅 456.1 万/坪(昨年同期比 +62.6 ％)
西大島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 456万円/坪(138万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +62.6％( +175.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 320.7 坪 (昨年 49.9 坪から +542.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 13.0 分、+116.7 ％と大きく増加)
船堀駅 189.3 万/坪(昨年同期比 +53.3 ％)
船堀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +53.3％( +65.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 100.6 坪 (昨年 36.8 坪から +173.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.7 分 → 2023年 14.5 分、-22.3 ％と大きく減少)
瑞江駅 96.2 万/坪(昨年同期比 -39.5 ％)
瑞江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.2万円/坪(29.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -39.5％( -62.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 94.6 坪から -82.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 11.7 分 → 2023年 13.0 分、+11.4 ％と増加)
曙橋駅 440.8 万/坪(昨年同期比 -18.5 ％)
曙橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 441万円/坪(133万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -18.5％( -100.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 9.1 坪 (昨年 49.9 坪から -81.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示