【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の東武東上本線 (池袋駅～成増駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 211万円/坪(63.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +11.9％( +22.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて -42.4％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.2 坪 (昨年 44.5 坪から -16.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。池袋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは池袋駅で昨年に比べ +28.4 ％、坪単価は 467 万円/坪となった。
上位 2 駅(池袋駅、大山駅)は +22.4 ％(坪単価 +67.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(ときわ台駅、下赤塚駅)は -37.8 ％(坪単価 -58.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.2 ％ → 2022年 31.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった池袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 467万円/坪(141万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +28.4％( +103.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったときわ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.1万円/坪(27.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -45.2％( -74.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武東上本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 池袋駅 | 467万/坪 (34.8坪) | 364万/坪 (30.3坪) | 343万/坪 (25.0坪) |
| 北池袋駅 | 172万/坪 (30.3坪) | 230万/坪 (34.2坪) | 209万/坪 (24.7坪) |
| 下板橋駅 | 260万/坪 (42.4坪) | 242万/坪 (22.7坪) | - |
| 大山駅 | 219万/坪 (34.8坪) | 189万/坪 (23.2坪) | 189万/坪 (34.2坪) |
| 中板橋駅 | 151万/坪 (63.5坪) | 167万/坪 (39.7坪) | 173万/坪 (34.8坪) |
| ときわ台駅 | 90.1万/坪 (17.4坪) | 164万/坪 (51.9坪) | 205万/坪 (156坪) |
| 上板橋駅 | 151万/坪 (28.2坪) | 146万/坪 (32.7坪) | 180万/坪 (27.6坪) |
| 東武練馬駅 | 126万/坪 (71.1坪) | 178万/坪 (25.7坪) | 113万/坪 (56.5坪) |
| 下赤塚駅 | 97.7万/坪 (34.8坪) | 140万/坪 (299坪) | - |
| 成増駅 | - | - | 175万/坪 (21.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
池袋駅 467.1 万/坪(昨年同期比 +28.4 ％)
池袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 467万円/坪(141万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +28.4％( +103.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 30.3 坪から +15.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.5 分 → 2022年 9.3 分、-25.3 ％と大きく減少)
大山駅 219.4 万/坪(昨年同期比 +16.4 ％)
大山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 219万円/坪(66.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +16.4％( +30.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 23.2 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 75.0 ％)
ときわ台駅 90.1 万/坪(昨年同期比 -45.2 ％)
ときわ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.1万円/坪(27.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -45.2％( -74.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 17.4 坪 (昨年 51.9 坪から -66.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.8 分 → 2022年 4.0 分、-54.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 100.0 ％)
下赤塚駅 97.7 万/坪(昨年同期比 -30.3 ％)
下赤塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.7万円/坪(29.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -30.3％( -42.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 299.5 坪から -88.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 14.0 分、+55.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示