【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期の東京メトロ半蔵門線 (渋谷駅～押上駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 719万円/坪(218万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1.9％( +13.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -58.0％( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 35.4 坪 (昨年 43.7 坪から -19.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。青山一丁目駅、住吉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは青山一丁目駅で昨年に比べ +51.5 ％、坪単価は 3,005 万円/坪となった。
上位 2 駅(青山一丁目駅、住吉駅)は +36.7 ％(坪単価 +542.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(表参道駅、渋谷駅)は -55.3 ％(坪単価 -871.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.0 ％ → 2024年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった青山一丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3,005万円/坪(909万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +51.5％( +1021.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった錦糸町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 326万円/坪(98.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -39.6％( -214.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 東京メトロ半蔵門線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 渋谷駅 | 888万/坪 (25.3坪) | 1,788万/坪 (83.9坪) | 1,268万/坪 (53.7坪) |
| 表参道駅 | 557万/坪 (28.7坪) | 1,400万/坪 (77.8坪) | 1,049万/坪 (67.8坪) |
| 青山一丁目駅 | 3,005万/坪 (33.3坪) | 1,983万/坪 (45.4坪) | 761万/坪 (49.9坪) |
| 永田町駅 | 2,166万/坪 (175坪) | - | - |
| 半蔵門駅 | - | - | - |
| 九段下駅 | - | 1,883万/坪 (44.9坪) | - |
| 神保町駅 | 1,240万/坪 (12.1坪) | - | 737万/坪 (34.3坪) |
| 大手町駅 | - | - | - |
| 三越前駅 | - | - | - |
| 水天宮前駅 | - | 1,144万/坪 (21.9坪) | - |
| 清澄白河駅 | 370万/坪 (15.1坪) | 449万/坪 (15.1坪) | 180万/坪 (33.3坪) |
| 住吉駅 | 351万/坪 (36.3坪) | 288万/坪 (32.2坪) | 311万/坪 (30.4坪) |
| 錦糸町駅 | 326万/坪 (15.9坪) | 541万/坪 (30.6坪) | 385万/坪 (41.5坪) |
| 押上駅 | 368万/坪 (40.3坪) | 310万/坪 (48.8坪) | 321万/坪 (28.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
青山一丁目駅 3005.3 万/坪(昨年同期比 +51.5 ％)
青山一丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3,005万円/坪(909万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +51.5％( +1021.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 45.4 坪から -26.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
住吉駅 350.7 万/坪(昨年同期比 +22.0 ％)
住吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 351万円/坪(106万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +22.0％( +63.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 32.2 坪から +12.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.5 分 → 2024年 7.0 分、-33.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
表参道駅 556.8 万/坪(昨年同期比 -60.2 ％)
表参道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 557万円/坪(168万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -60.2％( -843.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 77.8 坪から -63.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.7 分 → 2024年 10.0 分、+48.9 ％と大きく増加)
渋谷駅 888.0 万/坪(昨年同期比 -50.3 ％)
渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 888万円/坪(269万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -50.3％( -899.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 25.3 坪 (昨年 83.9 坪から -69.8 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示