【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR関西本線 (名古屋駅~弥富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.0万円/坪(29.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +97.2%( +48.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 102 件(1年前(2021年)に比べて +64.5%( +40件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 90.9 坪から -4.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。永和駅、弥富駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋駅で昨年に比べ +130.3 %、坪単価は 841 万円/坪となった。
上位 2 駅(名古屋駅、永和駅)は +111.6 %(坪単価 +240.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八田駅、春田駅)は +4.7 %(坪単価 -0.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 17.4 分、+24.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.3 % → 2022年 9.8 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 841万円/坪(254万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +130.3%( +475.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった永和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +92.8%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +175.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR関西本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋駅 | 841万/坪 (118坪) | 365万/坪 (51.8坪) | 791万/坪 (48.7坪) |
八田駅 | 58.9万/坪 (71.1坪) | 64.7万/坪 (64.8坪) | 55.5万/坪 (58.1坪) |
春田駅 | 35.8万/坪 (100坪) | 30.3万/坪 (90.9坪) | 23.1万/坪 (146坪) |
蟹江駅 | 19.2万/坪 (80.2坪) | 16.0万/坪 (112坪) | 15.8万/坪 (103坪) |
永和駅 | 10.7万/坪 (92.4坪) | 5.6万/坪 (66.2坪) | 11.0万/坪 (110坪) |
弥富駅 | 18.6万/坪 (129坪) | 13.1万/坪 (94.5坪) | 12.0万/坪 (71.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
名古屋駅 840.9 万/坪(昨年同期比 +130.3 %)
名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 841万円/坪(254万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +130.3%( +475.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 118.3 坪 (昨年 51.8 坪から +128.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.2 分 → 2022年 7.7 分、+80.4 %と大きく増加)
永和駅 10.7 万/坪(昨年同期比 +92.8 %)
永和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +92.8%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +175.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 92.4 坪 (昨年 66.2 坪から +39.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 22.8 分 → 2022年 18.5 分、-18.9 %と減少)
八田駅 58.9 万/坪(昨年同期比 -8.9 %)
八田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -8.9%( -5.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて +15.4%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 64.8 坪から +9.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.8 分 → 2022年 15.2 分、+55.6 %と大きく増加)
春田駅 35.8 万/坪(昨年同期比 +18.2 %)
春田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +18.2%( +5.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 100.3 坪 (昨年 90.9 坪から +10.4 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示