【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の名古屋市名城線 (金山駅～西高蔵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +9.1％( +9.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2022年)に比べて -23.5％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 77.4 坪から +7.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。黒川駅、志賀本通駅、自由ケ丘駅、熱田神宮伝馬町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは熱田神宮伝馬町駅で昨年に比べ +88.9 ％、坪単価は 123 万円/坪となった。
上位 2 駅(熱田神宮伝馬町駅、自由ケ丘駅)は +59.7 ％(坪単価 +39.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(瑞穂運動場東駅、八事駅)は -48.3 ％(坪単価 -49.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 17.6 ％ → 2023年 7.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった本山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +9.7％( +12.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八事駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -48.0％( -45.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 名古屋市名城線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 金山駅 | 119万/坪 (40.8坪) | 119万/坪 (25.7坪) | 181万/坪 (109坪) |
| 東別院駅 | 131万/坪 (75.6坪) | - | - |
| 上前津駅 | - | 257万/坪 (81.7坪) | 273万/坪 (46.5坪) |
| 矢場町駅 | 801万/坪 (49.9坪) | - | 767万/坪 (37.8坪) |
| 栄駅 | - | - | 198万/坪 (75.6坪) |
| 久屋大通駅 | - | - | - |
| 名古屋城駅 | - | - | - |
| 名城公園駅 | 82.6万/坪 (133坪) | 130万/坪 (40.8坪) | 100万/坪 (95.8坪) |
| 黒川駅 | 85.4万/坪 (51.4坪) | 69.3万/坪 (146坪) | 71.4万/坪 (46.9坪) |
| 志賀本通駅 | 86.5万/坪 (28.2坪) | 70.7万/坪 (109坪) | 74.9万/坪 (40.1坪) |
| 平安通駅 | 165万/坪 (48.4坪) | - | 65.2万/坪 (28.7坪) |
| 大曽根駅 | 118万/坪 (66.6坪) | 128万/坪 (42.0坪) | 87.9万/坪 (40.1坪) |
| ナゴヤドーム前矢田駅 | 92.2万/坪 (78.7坪) | - | - |
| 砂田橋駅 | 75.3万/坪 (239坪) | 71.9万/坪 (34.8坪) | - |
| 茶屋ケ坂駅 | 67.9万/坪 (65.9坪) | 71.2万/坪 (68.8坪) | 67.6万/坪 (72.9坪) |
| 自由ケ丘駅 | 86.3万/坪 (84.7坪) | 66.1万/坪 (15.1坪) | 50.0万/坪 (46.1坪) |
| 本山駅 | 146万/坪 (28.7坪) | 133万/坪 (110坪) | 116万/坪 (59.0坪) |
| 名古屋大学駅 | 66.1万/坪 (90.8坪) | - | 76.3万/坪 (59.0坪) |
| 八事日赤駅 | 70.1万/坪 (200坪) | 90.9万/坪 (12.1坪) | 125万/坪 (28.7坪) |
| 八事駅 | 49.1万/坪 (112坪) | 94.5万/坪 (127坪) | 76.9万/坪 (66.6坪) |
| 総合リハビリセンター駅 | 97.2万/坪 (136坪) | 92.8万/坪 (127坪) | 89.5万/坪 (144坪) |
| 瑞穂運動場東駅 | 56.7万/坪 (52.9坪) | 110万/坪 (82.1坪) | 69.0万/坪 (102坪) |
| 新瑞橋駅 | - | 127万/坪 (31.0坪) | 81.2万/坪 (77.1坪) |
| 妙音通駅 | - | 68.6万/坪 (40.8坪) | 75.9万/坪 (103坪) |
| 堀田駅 | 74.4万/坪 (24.2坪) | - | 51.7万/坪 (145坪) |
| 熱田神宮伝馬町駅 | 123万/坪 (154坪) | 65.2万/坪 (31.8坪) | 68.7万/坪 (39.3坪) |
| 熱田神宮西駅 | - | - | - |
| 西高蔵駅 | - | - | 143万/坪 (18.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
熱田神宮伝馬町駅 123.2 万/坪(昨年同期比 +88.9 ％)
熱田神宮伝馬町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +88.9％( +58.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 31.8 坪から +385.7 ％増)。
自由ケ丘駅 86.3 万/坪(昨年同期比 +30.6 ％)
自由ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.3万円/坪(26.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +30.6％( +20.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 15.1 坪から +460.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 13.5 分、+35.0 ％と大きく増加)
瑞穂運動場東駅 56.7 万/坪(昨年同期比 -48.7 ％)
瑞穂運動場東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.7万円/坪(17.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -48.7％( -53.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 82.1 坪から -35.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.1 分 → 2023年 8.0 分、-21.0 ％と大きく減少)
八事駅 49.1 万/坪(昨年同期比 -48.0 ％)
八事駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -48.0％( -45.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 127.1 坪から -11.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.0 分 → 2023年 7.0 分、-41.7 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示