【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR仙山線 (仙台駅~奥新川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +42.0%( +14.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 44 件(1年前(2023年)に比べて -70.1%( -103件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 123.1 坪 (昨年 101.5 坪から +21.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。仙台駅、北仙台駅、国見駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +77.4 %、坪単価は 92.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(仙台駅、国見駅)は +67.7 %(坪単価 +25.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(愛子駅、東照宮駅)は -32.9 %(坪単価 -12.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.4 % → 2024年 2.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.5万円/坪(28.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +77.4%( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -57.7%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった愛子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -42.6%( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -73.9%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR仙山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
仙台駅 | 92.5万/坪 (116坪) | 52.2万/坪 (150坪) | 92.5万/坪 (110坪) |
東照宮駅 | 48.1万/坪 (142坪) | 62.6万/坪 (99.6坪) | 66.4万/坪 (104坪) |
北仙台駅 | 53.0万/坪 (144坪) | 39.7万/坪 (85.1坪) | 34.6万/坪 (73.6坪) |
北山駅 | - | 27.3万/坪 (71.4坪) | 21.1万/坪 (73.4坪) |
東北福祉大前駅 | 33.7万/坪 (79.2坪) | 32.4万/坪 (67.3坪) | 30.7万/坪 (66.7坪) |
国見駅 | 29.9万/坪 (63.5坪) | 18.9万/坪 (127坪) | 35.5万/坪 (78.4坪) |
葛岡駅 | - | - | 13.6万/坪 (152坪) |
陸前落合駅 | 19.2万/坪 (110坪) | 20.8万/坪 (98.2坪) | 21.6万/坪 (114坪) |
愛子駅 | 13.2万/坪 (131坪) | 23.0万/坪 (97.8坪) | 18.3万/坪 (117坪) |
陸前白沢駅 | - | 1.1万/坪 (115坪) | 7.0万/坪 (545坪) |
熊ケ根駅 | 1.5万/坪 (66.6坪) | - | 0.7万/坪 (166坪) |
作並駅 | - | - | 2.5万/坪 (74.1坪) |
奥新川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仙台駅 92.5 万/坪(昨年同期比 +77.4 %)
仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.5万円/坪(28.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +77.4%( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -57.7%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.1 坪 (昨年 149.8 坪から -22.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 91.7 分 → 2024年 71.4 分、-22.2 %と大きく減少)
国見駅 29.9 万/坪(昨年同期比 +57.9 %)
国見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +57.9%( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 127.2 坪から -50.1 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.6 分 → 2024年 30.0 分、+45.6 %と大きく増加)
愛子駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -42.6 %)
愛子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -42.6%( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -73.9%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 131.3 坪 (昨年 97.8 坪から +34.2 %増)。
東照宮駅 48.1 万/坪(昨年同期比 -23.2 %)
東照宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -23.2%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.5 坪 (昨年 99.6 坪から +43.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.9 分 → 2024年 13.2 分、+10.8 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示