【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR大和路線 (河内堅上駅～JR難波駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +36.5％( +17.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 35 件(１年前(2021年)に比べて +59.1％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.2 坪 (昨年 60.7 坪から +43.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。柏原駅、加美駅、平野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八尾駅で昨年に比べ +102.6 ％、坪単価は 58.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(八尾駅、柏原駅)は +80.8 ％(坪単価 +20.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東部市場前駅、久宝寺駅)は -35.6 ％(坪単価 -28.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.2 分 → 2022年 10.1 分、-17.4 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 ％ → 2022年 17.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.7万円/坪(24.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +43.4％( +24.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柏原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +58.9％( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大和路線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 河内堅上駅 | - | - | - |
| 高井田駅 | 73.2万/坪 (34.8坪) | - | - |
| 柏原駅 | 30.6万/坪 (39.3坪) | 19.2万/坪 (31.8坪) | 27.0万/坪 (45.4坪) |
| 志紀駅 | 36.0万/坪 (179坪) | 44.8万/坪 (107坪) | 41.9万/坪 (49.7坪) |
| 八尾駅 | 58.7万/坪 (80.7坪) | 29.0万/坪 (34.0坪) | 30.3万/坪 (63.5坪) |
| 久宝寺駅 | 46.2万/坪 (221坪) | 64.6万/坪 (66.6坪) | 57.5万/坪 (223坪) |
| 加美駅 | 58.4万/坪 (65.0坪) | 36.9万/坪 (35.2坪) | - |
| 平野駅 | 80.7万/坪 (54.2坪) | 56.3万/坪 (210坪) | 88.9万/坪 (47.4坪) |
| 東部市場前駅 | 51.8万/坪 (68.6坪) | 90.2万/坪 (40.1坪) | 88.6万/坪 (90.0坪) |
| 天王寺駅 | 238万/坪 (15.1坪) | - | - |
| 新今宮駅 | - | - | - |
| 今宮駅 | 87.1万/坪 (144坪) | - | 60.2万/坪 (248坪) |
| JR難波駅 | - | - | 478万/坪 (191坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八尾駅 58.7 万/坪(昨年同期比 +102.6 ％)
八尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.7万円/坪(17.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +102.6％( +29.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 80.7 坪 (昨年 34.0 坪から +137.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.0 分 → 2022年 10.3 分、-45.6 ％と大きく減少)
柏原駅 30.6 万/坪(昨年同期比 +58.9 ％)
柏原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +58.9％( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 31.8 坪から +23.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.7 分 → 2022年 7.5 分、-45.1 ％と大きく減少)
東部市場前駅 51.8 万/坪(昨年同期比 -42.6 ％)
東部市場前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.8万円/坪(15.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -42.6％( -38.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 40.1 坪から +71.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.2 分 → 2022年 13.3 分、+61.6 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
久宝寺駅 46.2 万/坪(昨年同期比 -28.6 ％)
久宝寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.2万円/坪(14.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -28.6％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 221.3 坪 (昨年 66.6 坪から +232.6 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示